あらすじ
小さき人生を送る全ての人に、乾杯!
生き方がバカで男運がない姉・洋。
何でもそつないエリートな弟・央。
マチアプと合コンで、それぞれ恋人ができたはいいけれど――。
不器用な二人の“不穏な”恋の行方は?
大切な人を想い合う無骨な情緒が沁みる、長編小説。
ファミレスで、夜景の見えるバーで、八重洲の居酒屋で、結婚式場で……
それぞれの乾杯にそれぞれの人生。
惚れっぽく男性に貢ぎがちな姉・洋を、何かと心配するエリート銀行員の弟・央。商社マンの新恋人に浮かれる洋を心配する央も、合コンで出会った女性となんとなく付き合い始める。「もしかして、騙されてる?」――お互いの恋路を気にする姉弟と、生ぐさ坊主、探偵、公務員……故郷・片見里の面々が織りなす優しい世界。
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Posted by ブクログ
田舎町の片見里から東京に出てきて暮らしている姉の加茂洋(よう)と弟の加茂央(おう)の2人が交互に語り手となり進んでいく物語です。
主に2人の恋愛模様が書かれているが、自分の恋愛もおぼつかないのに互いの恋愛も気になる様子には読者もハラハラさせられます。
舞台は主に東京で時々片見里も出てくる。
2人のまわりには片見里の人たちが深く関わっていますが、育った郷はいいものだとほっこりさせられました。
洋を筆頭に個性豊かな登場人物が物語を面白くさせています。
Posted by ブクログ
なんだかんだと姉弟は似ると知れる小説。
肩書きに惚れやすい姉の洋と優等生で鈍感な弟の央。
二人の東京での生活や度々出てくる故郷の片見里の各々の面を
姉弟って似ていないようで似ている?そんな感じをすごく感じた小説でした。
また、故郷への思いも伝わる小説です。
お互いに密かに心配しる姿や故郷での出来事を通して話が繰り広げられていく感じが好きでした。やはり、小野寺史宜さんの言葉選びは優しくて日常感も万歳で好きな作家さんの一人です。
Posted by ブクログ
架空の町片見里シリーズ。
今回は姉弟編。
片見里を出て東京で働いている。
仲良く過ごしている訳でもないがお互いの恋愛事情を心配したりはする。
片見里の友人を巻き込んでの話だったりするが、なんせ温かい。
同郷である事がこんなにも心地良いんだねぇ〜
Posted by ブクログ
肩の力を抜いて楽しめる小野寺劇場。
本作は、惚れっぽくて貢ぎ体質の加茂洋(35歳)と、偏差値高めのエリート銀行員の央(29歳)の姉弟物語。
1月から12月までの1年間が姉と弟の視点で交互に描かれる。
この姉がまた強烈。
私も疑い深いわりには騙されやすいが、洋のそれは桁違い。
ミュージシャンもどき、役者もどきに貢ぎ倒した挙げ句、さらに詐欺被害まで…。
そんな姉に呆れつつも寄り添う央の優しさが微笑ましい。
と思いきや…央、おまえもかい!
ジャンルは恋愛小説だが、実質はほぼコメディ。
なんも考えず、ただただ笑わせて貰いました〇