【感想・ネタバレ】高畑勲と「火垂るの墓」―「幻の脚本」と「7冊の構想ノート」を読み解く―のレビュー

あらすじ

幽霊の清太、幾度も登場するドロップ缶、節子を笑顔にした蛍のまばゆい光。映画オリジナルの「仕掛け」と制作秘話から、巨匠が遺した想いに迫る。「これは反戦映画ではありません」――高畑勲監督は生前なぜこう言い続けたのか? NHKディレクターが世界的ヒットとなった映画を丹念に取材した、心揺さぶるドキュメント。

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Posted by ブクログ

二日でいっきに読み切った。「火垂るの墓」の映画の素晴らしい解説書だった。
 「二度と見たくない傑作 (A Masterpiece You Never Want to See Again)」 海外の映画ファンの間で本作を語る際の定番フレーズです。作品としての美しさや完成度を絶賛しつつも、描写のリアルさと絶望的な展開から「心にトラウマを残すほど悲しすぎるため、人生で1度観れば十分だ」と語られます。Geminiから引用
 美しい描写と惨憺たる悲劇がどのページを読んでも浮かび上がってくる。
2019年に高畑勲展を東京国立近代美術館でアニメ作家が美術館て展示するのかと興味本位で見に行った時の思い出が浮かび上がる。
 原作野坂昭如の小説が肉付けされて高い芸術昨日に昇華されていく過程がよくわかるほんだった。
 「火垂るの墓と高畑勲の7冊のノート」のNHKETV特集2025年8月2日放送のNHKディレクターの書いたルポルタージュ。読みがいのある本でした。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

7冊の構想ノートと深沢一夫氏による脚本を読み解くことでより明確に浮き彫りになるのは、高畑監督の練達した演出術と自身の戦争体験も含めた刻印にも似た戦争に対する想い。いつか公開版フィルムで観てみたい。

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

映画「火垂るの墓」は上映時に映画館に見に行った。
「となりのトトロ」との同時上映だった。どちらを先に見たのかは、憶えていない。そして、「火垂るの墓」を観たのはその一回きりだった。「となりのトトロ」は何度も繰り返し観てるのに。。名作だとは思うが、やはり、幼い二人が死んでいくというストーリーが辛すぎて、観たくない気持ちの方が先に立ってしまう。そんな「火垂るの墓」を高畑勲がどんな着想を得て、どんなふうに演出して、作品を作り上げていったのかを資料と取材とで解き明かしていくという一冊だ。「これは反戦映画ではない」と高畑勲監督は口にしていたという。その真意についても考察されている。高畑勲自身の戦争体験、空襲を逃げ延びた体験も反映されている。映画の中で強烈な印象を残した、佐久間式ドロップ缶。空になった缶に水を入れて飲むシーン。幼い子どもたちと真似したことを思い出し、切なくも哀しい心持ちになった。

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

火垂るの墓は何故、反戦映画ではないのか
著者が高畑監督の遺稿や当時のスタッフ等に取材して、その真意を解き明かしていきます
そして、かぐや姫の物語が撮られた理由も明かされていきます
なかなかの読み応え、岡田斗司夫もいいけど、違ったトーンのジブリ解説も楽しめました
近いうちに、高畑勲、「かぐや姫の物語」をつくる も観させていただきます

ジブリのドキュメンタリー映画観ました
なんと2枚組だったのですね
ドキュメンタリーの初心者である監督が、初心者であるがゆえに高畑勲に受け入れられカメラを回すことを許されたことで成立した奇跡のような作品

高畑勲が天才であるが故の無責任ともとれる言葉が次々と放たれて切り抜かれている様は圧巻です
ただ、活舌が悪いので言葉を拾うために何度か聞き直す必要があります
このへんはドキュメンタリーゆえのリアルですね

あらためて、高畑勲作品をホルスあたりから見直したくなりました

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

高畑勲監督死後、自宅整理中に見つかった7冊の構想ノート。
原作を書いた野坂昭如の文に演出や解釈を加えた形跡等が走り書きされている。
生前、取材などを嫌う高畑勲監督の元に通い続けて側にいる事を許されドキュメンタリーを制作した作者が
かつての火垂るの墓の制作に関わった関係者と対話などを通しながら火垂るの墓を読み解いている。

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2026年08月07日

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