【感想・ネタバレ】乳房の殺し屋のレビュー

あらすじ

西村香織。丸の内にある鉄鋼会社に勤める普通のOL。が、給料は同僚の女性よりもかなりいい。彼女の語学力が買われ、外国からのお客さんの接待係も任されているからだ。いつもは観劇などへの同行であったが、そのアメリカ人の場合は違った。米軍基地に連れていかれた彼女は、銃を撃つようにいわれた。しかも全裸で……!?

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Posted by ブクログ

読書録「乳房の殺し屋」3

著者 胡桃沢耕史
出版 光文社

p113より引用
“どこの国でも、スチュワーデスには、最上
の美人を揃えていることは間違いない。飛行
機は、外国から外国へ飛び、外国人の客を迎
える。いわば、外国の人にまずその国を認識
させる、最初の機関になる。彼女らは私設の
外交官だ。

目次から抜粋引用
“拳銃に生きる女
 殺しの信用取引
 ワルサーこそ我が恋人
 謀略の柔肌
 拳銃姉妹”

 殺し屋たちを主人公とした、短編小説集。
 数々の著名人たちが入居する高級マンショ
ン、そこには一人だけ、誰にも正体が分から
ない美女が住んでいる…。(拳銃に生きる女)

 上記の引用は、ある話の冒頭での一節。
人は見た目が9割というタイトルの本があり
ましたが、ことスチュワーデスに限ってはピ
タリと当てはまるようです。
外国語での会話や接客能力は、後から学ぶこ
とが出来ますが、容姿は生まれ持った才能な
ので、どうにもしようがないですね。
最近は整形手術が随分と一般化しているよう
な雰囲気ですが、本気でスチュワーデスを目
指すのならば、手段の一つとして必要なのか
もしれませんね。
 気軽に読める良い一冊です。

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2014年10月25日

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