【感想・ネタバレ】宮崎旅行の殺人のレビュー

山村美紗

初詣客でにぎわう京都伏見稲荷で、晴れ着姿の若い女性が殺された。被害者は冬子の同僚刑事の妹であることが判明。彼女は婚約中で、婚約者も行方が分からない。手がかりは二人が旅行先で撮った写真のみ。捜査は進まないまま、その写真に関わりのあった人たちが次々に殺されていく──。検視官・江夏冬子は犯人とその動機を突き止められるのか？

[ブクログ · ★★★★★]

わがままなキャサリンが山村美紗の分身であるのと同様
検視官江夏冬子も山村美紗の別の分身だと思った。

冷静に第三者の目でものごとを見れる冬子。
身内である刑事の妹が最初の殺人の被害者。

ミステリの日本の女王らしい作品だ。