【感想・ネタバレ】社会インフラ 次なる転換―市場と雇用を創る、新たなる再設計とはのレビュー

あらすじ

維持・管理から活用・創造へ
収益性の高いビジネスを生む公共投資の形を提案する

高度成長期に整備された道路や建物などインフラ(社会資本・社会基盤)は今後、急速に老朽化が進む。適切に維持、修繕・補修、更新が行われないと、このままでは大きな事故につながる可能性も高い。

現に先進国のドイツでも老朽化した図書館が崩壊し、多数の負傷者が出たことがあるくらいなのだ。ところが、東日本大震災や原発事故の影響で、今の日本は、この問題に対処する体力がさらになくなってきている。

本書では今後インフラの更新とあわせて日本の国家戦略を担うインフラの構造改革(再構築・創造的破壊)をどう進めるべきかを提案する。また大震災を契機に、今後の公共投資のあり方についても一石を投じ、インフラ構造改革による市場・ビジネスに与える影響を明らかにしていく。

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Posted by ブクログ

日本の社会インフラ整備状況は世界的にも先進的で、それをどう管理・再設計していくのかが今後の大きな課題になる。よく「0を1」と「1を10」に人の適正タイプを分けることがありますが、それと似て「つくること」と「維持・再設計」していくことは分けて考える必要があるのかなと思いました。土地を掘り返したりする工事については個別に対応するのではなく、社会インフラ全体としての管理をするべきだなと感じましたね。道路工事だけ、水道管工事だけということでなくて。ヒントの多い、いい一冊だなと思いました。

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2015年06月07日

Posted by ブクログ

※メモ

【きっかけ】
学びたいことの関心をたどっていったときに。
インフラ管理の新しい考え方。

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2015年05月26日

Posted by ブクログ

今後のインフラについて、インフラ利用者の状況に合わせてダウンサイジングしたり、使用方法を転換したり、維持管理を簡単に(具体的には横断的な管理を)したりする必要があるということを提言していて凄く納得感があった。

各国の実情との比較もしていてわかりやすかったように思う。
但し、各国調査のアンケートの母数の違いやアンケート対象についての適切性については不明。

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2012年06月18日

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