【感想・ネタバレ】ねむれなくなる本のレビュー

あらすじ

人生のふとした瞬間に出逢う、暗闇や不安。
それを鋭い眼で捉え続けた異端の児童文学者による、伝説の短篇集。

巻末に初期短篇を増補した。

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Posted by ブクログ

天気の悪い日に気の乗らない外出をした時のような、じっとりと湿った、嫌な読後感のある話の詰め合わせのような短編集だった。エドワード・ゴーリーの絵本を読んだ後の気持ちの悪さに似ていたかな。
子どもたち(あとお年寄り)が酷い目に合う話が続いたかと思えば、突然SF展開の話が来たときは驚いた。終末的なSF作品が好きなので、とある作品がめちゃくちゃ刺さって面白かった。物悲しいけれど美しい終わり方だと思う。
短いながらミステリーやオカルトと現代でも人気のジャンルが網羅されていて、薄気味悪いが興味を刺激される短編集だと思う。
何も悪いことをしていない子どもたちが酷い目に合う理不尽さは、『児童文学』ときいて思い浮かぶ物語とはかけ離れている。時代背景もあったのだろうが、だからこそ読者の心に突き刺さったのではないか。生きることは綺麗なことだけではないし、死とは理不尽なものだということを突きつけられる。
著者の随筆が生々しくて、もしかするとこれが一番読んでいて辛かったかもしれない。
昭和の独特な薄暗い空気感を存分に味わえる一冊だった。
昭和の子どもたちはこれを読んでいたのか…と少し慄いてしまった。そりゃトラウマになる。けれども確実に心に残るので、子どもの時に読みたかった。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

大人になった今でも「もしもこんなことが起こったらどうしよう…。」と考えることはありませんか?そんな「もしも」の怖い短編集。作者は1927年生まれ。どのお話も昭和に書かれたもので、その時代の暗さや重さが作品にも表れています。しかしそこには現在にも通ずる恐怖が存在しています。おもしろい小説でした。

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2026年05月30日

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