【感想・ネタバレ】詩文集 夜の酒場のレビュー

あらすじ

【萩原朔太郎生誕140年記念企画】文庫オリジナル作品集
わがよき心の友等は、多く街頭の酒場にあつまる――。萩原朔太郎

酒は人間と同じように、無邪気で天真爛漫である――。酒場と孤独を愛した詩人の酒をめぐる詩・短歌・アフォリズムを初集成。そのほか一九二〇年代の時代風俗を伝えるラジオ、映画、旅、東京等をテーマにした随筆二十篇、短篇小説「猫町」他一篇を収録する。
〈巻末附録〉江戸川乱歩・伊藤信吉ほか

【目次】
Ⅰ 詩人と酒
酒に就いて
*詩6篇と短歌
夜の酒場/酒場にあつまる/宿酔/乃木坂倶楽部/珈琲店 酔月/虚無の歌
*アフォリズム
Ⅱ 孤独者の独語(随筆20篇)
*自身
孤独者の独語/永久の放蕩/ダンヂイズムについて
*四季
秋と漫歩/冬の情緒/春と抒情詩/夏の日記
*旅
石段上りの街/天城・下田/大島行
*趣味と娯楽
ラヂオ漫談/映画漫談/映画随想/ダンスの弁/弁明一件/僕の写真機
*東京
移住日記/浅草/悲しい新宿/動物園

Ⅲ 猫(短篇小説2篇)
ウォーソン夫人の黒猫/猫町

巻末附録
「猫町」(江戸川乱歩)ほか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

実際に会ってみたり、身内にいたりすると扱いづらいのかもしれないけれど萩原朔太郎という人間はとても魅力的に見える。
酒は万病に効くと言ってみたり、自分がダンスをするのは性格とか趣味から鑑みて何もおかしくないと書いてみたり。ダンスのことを噂されると、恥ずかしくなったのか手のひら返しでダンスは辞めたと主張してみたり。なんだか子供っぽいところもある気がする。こんな大したことないトピックが雑誌に載っていたのか、楽しい時代だなあ。著名な作家の名前がとりわけ大したことも無い様子で何度も登場する、なんだか東京がまだ小さな世界だったように思える。
萩原葉子の随筆もいいなあ。作家らしいのでこの人の文章も読んでみよう

猫町もいいなあ。一瞬だけ猫の世界に紛れたように感じるだけの話なんだけど、どこか魅力がある。あらすじだけ聞くと楽しい話にも思えるが、猫を見る場面では不気味さの方が勝るのもおもしろい。

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2026年07月02日

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