【感想・ネタバレ】半永久の花束のレビュー

あらすじ

丁寧に手入れされた美しい庭で、高校生の航大(こうだい)と大学生の拓海(たくみ)はいつものように、植物にまつわる些細な違和感について言葉を交わす。存在しない鉢植えを求める老婦人、 コスモスが咲く道で起こった人間消失、 葉っぱと数字でできた暗号の解読──。植物が絡むささやかな謎はやがて周囲の人の記憶や感情へと繋がっていく。読み終えたあなたの心のなかで温かな思いが芽吹く。 デビュー作にして入試問題に多数採用され注目を集めた『勿忘草(わすれなぐさ)をさがして』に続く、 優しさに満ちた連作短編集。/【目次】赤い葉/透明少女/失敗作の暗号/風吹けば謎/半永久の花束

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

勿忘草を探しての続編。
しかし前作を読んでいなくてもそこまで支障はないかも。

植物をめぐる日常の謎のお話。最後のお話は切ないというか辛いな…。私も実家でペットを飼っているので余計胸が苦しくなった。結末は悲しいけど、それまでの過程とか気持ちとかそういうのを思い出せばあとは時間が癒してくれるのではないかな。

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

『勿忘草を探して』の続編。

高校生の航大と、大学生で植物に詳しい拓海、その祖母菊子の三人が出遭う様々な謎とその真相を描く連作集。

老いた母が、実家にない筈のガーベラの鉢を持ってきて欲しいと頼んだ理由
行き止まりの道で少女が消えた理由
失敗した暗号の解き方
周囲に落葉樹のない道路に落ち葉が大量に積もっていた理由
友人同士で作っていたハーバリウムがなくなった理由

今回も様々な植物の豆知識があって、興味深かった。
謎解き自体はそう難しいものではないのだが、真相が分かったあとの物事の収拾をどう着けるのかということに関心が向いた。

家族関係や友人関係、思春期の少年少女たちの事情など、踏み込んで良いのかどうか分からないことや、どのように伝えるのか難しいことを、どう対処するのか。

そんな中で唯一『風吹けば謎』は菊子さんが真っ直ぐ突き進んで正解だったので心地よかった。
他の作品も拓海の気遣いや航大の優しさが感じられて良かった。
ただ最後の話は心が痛かった。
知らなかったこととは言え、その結果はあまりに残酷。
この作品通して、彼女たちが出てくるのだが、まさかこのような結末になるとは。
特にそのうちの一人は、性格は良いのだろうけれどそそっかしいというか、思いついたままに突っ走ってしまうというかどんなところがあって、読んでいてハラハラする。
だが彼女たちのこれまでの日々もあることだし、『きれいじゃなくても、ぎこちなくても』、きっとまた新しい形の彼女たちの関係性が出来るだろうと思いたい。

航大が、前作の辛い一見を乗り越えてきたからこその接し方に優しさを感じるし、成長も感じた。また、前作では上手く行っていなかった母との関係も和やかになっているようでホッとした。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

植物が関係する日常系ミステリー
猫を飼っているので、あの話はすぐにピンときて、哀しく感じた。何気ない花が猫にとっては有毒というのが結構あるのだ。

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2026年07月06日

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