あらすじ
不器用な恋の旅世界にたった一つしかない特別な図書館の孤独な職員と悩める美女が恋におちた。
私は人々の一番大切な思いを綴った本だけを保管する特別な図書館の住み込み館員。ある夜訪れた完璧すぎる容姿に悩む美女と恋に落ち、三年も外出していなかった私も旅に出ることに。行く先々で注目を集め騒ぎを起こしつつ旅を終えると私たちの前には新しい世界が開けていた……不器用な二人の風変わりな恋物語。
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Posted by ブクログ
この人と抱えてる絶望の類が似ているので、自殺する気持ちも分かってしまう。多くの人はこれを読書の美しさ、そして孤独な世界からの脱出の物語として読むだろうが、本当にそうだろうか。身体が噛み合わないこと、子どもを孕むことのどうしようもなさ、を書いてくるとは。
Posted by ブクログ
なんとも奇妙なお話でした。
舞台設定も、登場人物も、
言葉のチョイスやストーリー展開も、
現実社会とは少しばかりズレていますが、
どういうわけか惹きこまれてしまいます。
本書の原題は
〝The Abortion(中絶・堕胎)〟なのですが、
あまり悲壮感はありません。
むしろ心理描写を意図的に避け、
ことさら軽いタッチで言葉を綴っているようです。
作者のリチャード・ブローティガンは、
ビート・ジェネレーションを代表する作家だそうですが、
本書の解説には、
そう決めつけるのは早計であると書かれています。
いずれにせよ落伍者、社会的弱者の
孤立した生活を幻想的に描いた作品が
当時のヒッピーたちに受け入れられたみたいですね。
あの村上春樹氏も影響を受けたと言われているようで、
やっぱりなという感じです。
Posted by ブクログ
ビブリア古書堂の事件手帖に取り上げられていたので読んだ。
ちゃらっとした物語を期待していると裏切られます。
いくらでも深読みできる本ですが、ストーリーで読ませる本ではないです。
生活の一瞬一瞬を切り取って、文字に起こしたらこんな感じなのでしょうか。うまく表現できません...。
好き嫌いがはっきりするかも。
Posted by ブクログ
細部とかは覚えられないけど、なんとなく良い描写あったなーって印象が残る小説。いかにもフラワージェネレーションな内容だけど、独特な描写だったりストーリーテリングで、今読んでも変な感じはあまりしない。村上春樹がいかに影響を受けたかを確認できる。
Posted by ブクログ
会話の部分がおもしろかった。筋自体は単調。ラストの主人公の状況がよくわからないが。フォスターだけが喋る(フォスター以外の人物の台詞が伏せられている)シーンが好き。
Posted by ブクログ
泣いてる人には、ハンカチと棒キャンディーをあげるようにしているというエピソードが好き。
淡々とした印象を受けるけれど、どこか引き込まれる。
もやもやする