あらすじ
「スケッチ・トーキング」とは、相手の頭の中に絵を描くように話していく話術。言葉の意味だけでなく、その場の音や情景、話し手の感情までもイメージさせてしまうから、しっかり伝わり、ググッと話に引き込むことができるのです。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どうしたら、伝わる話し方が出来るんだろうって思ってた時に出会った本。
スケッチ・トーキングとは、絵を描くように話すことで、相手とイメージを共有する話し方。
客観的に事実を伝えながら、五感に響く言葉を選ぶことで、相手の感情を動かすことが出来るのです。
これがマスター出来たら、相手に伝わる、ググッと引き込む話しができますね!
Posted by ブクログ
客観的に話す。アウトラインから話す。『すごい』など形容詞を動詞に起きかえる。『私は』を無くす。耳に聞き新しい言葉を使い注意を引き寄せる。
話し方の本の中ではピカイチで頭の中にすうっと入ってくる良書だと思います。
確かにビジネスの世界ではより簡潔に、自分の考えを述べることが必要とされているので、ビジネストークとしては新たな問題が生じる可能性があるとは思います。だけど小難しい本を読んで何もわからないより、会話の基本として読んだ方が幾分かプラスになると思います。
Posted by ブクログ
ラジオDJが解説する、ちゃんと伝わり引き込む事ができる技術=スケッチ・トーキングとは何か。
この本の著者はラジオのDJ、もともとはあがり症で人見知りのサラリーマンだったそうですが、ラジオで話せるようになったちょっとしたコツ。これがスケッチ・トーキング。
今回初めて聞いた言葉ですが、聞き手をその場に案内して同じように体験させる話術、絵を見せるように話す、という感じです。
コツとしては客観的事実を伝える、歩調を合わせて話す、いつもの表現を置き換える、擬音、擬態、擬人を使いこなす、伝えたい事を先に決めてしまう、など。
面白いなーと思ったポイントは、「私は」を入れない、動詞を使うというテクニック。
どちらかというと「I・メッセージ」のように私を主語にして話す、という論調が多い中、「私は」を入れないってのは逆潮流(?)ですなあ。
主語を「私」意外の人・もの・事象にすると、事実描写をする土台ができあがるというもの。
例えば、道を歩いているときに素敵な風景があったとして
「今日歩いてたら紅葉がきれいだったよ~、すごかったよ~」を
「今日歩いてたら紅葉が夕空に浮かび上がっていて、立ち止まってる人が何人もいたよ」
と言い換える。
あと、「きれい」「すごい」といった形容詞を動詞に置き換える
「今日歩いてたら紅葉がひらひら舞っていた。一枚一枚眺めちゃったよ」
ってこんな具合で解説されたんですが、読めば読むほど、うーん、ラジオみたい。。。と思ってしまいました。ってラジオトークの技術だから当たり前かあ。。
ちょっとこれ、ビジネスの現場でやるとひかれますねーという感じ満載です。事実描写より、自分の主張を問われる事が多いし、短く表現する事が求められちゃうんでね。。
という意味で、これ実際使えるかどうかは微妙な気がしました。
確かに絵が見えるような素敵な描写にはなるんだけど、どこか詩的、ラジオ的。。。なんと言うか作文みたいな印象です。
多分、話言葉よりも書き言葉のほうが取り入れやすいかな?
ボキャ貧でつい同じ表現になってしまう所を言い換えできないか、形容詞じゃなくて動詞にしてみたらどうなるんだろう?と、そんなところで応用が利くと思いました。
しかし、普段ほとんどラジオを聴かなくなってしまいましたが、ラジオならではの工夫というのがあるもんなんですね。