あらすじ
心凍らせた少女かおりといじめを受けた少年ケン。体の中にかいじゅうを飼い、出口を探す二人にイヌガミさんと図書館の人々は――? 大好評シリーズ第3弾。世界は決してあなたを見捨てない。
『虹いろ図書館のへびおとこ』『虹いろ図書館のひなとゆん』に続く
大人気シリーズ第3弾!
柿ノ実町にある古い図書館。司書のイヌガミさんは今日も大忙し。
ある日図書館にやって来たのは、小学六年生のケンと、かおり。
図書館と学校の図書室が居場所のケンは、クラスのはせがわくんにいじめられていた。
お姫様の物語が大好きだったかおりは、ある出来事で心を凍らせている。
イヌガミさんとうつみさん、スタビンズくんたち図書館の人々と
本のあたたかさが、二人の心をじんわりと溶かしていく――
【目次】
I 図書館に来た少年
II 『蛙の王さま、または鉄のハインリヒ』
III 『白鳥』
IV 『おかえりなさいスポッティ』
V 『やっぱりおおかみ』
VI 『チョコレート戦争』
VII 『アナンシと五』
VIII 『かいじゅうたちのいるところ』
IX 『時計つくりのジョニー』
X 『チューリップの絵本』
XI 『スイミー』
XII 図書館のおにいさん
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ケンくんめっちゃカッコイイな…!とおもいながら読んでいたら…そうかあぁ!そうきたかあぁ!!
すばらしいとしかいいようがない。ほんとすき。
Posted by ブクログ
1冊目のへびおとこで、主人公をいじめていた側の話。
へびおとこもよかったけど、さらによかった。イヌガミさんが最高で、司書のバイブル。いじめていた子の話もきちんと受け止めてあげている。
謝ればやったことはなくなる?そうは思わないから謝らない。そこから謝りたいに変わる。イヌガミさんにも謝れてよかった。
だれの中にもかいじゅうはいる。
Posted by ブクログ
心の中に知らない間に積もっていくチリや埃
気がつくとそれがとっても大きなものに膨れ上がり、ちょっとしたきっかけで、それに火がつくと大きな怪獣になって、いろんなものを傷つけて次々に壊していってしまう
壊したものは元には戻らないし、傷つけたものはいつまでも後を引く
でも、そこから自分が何を傷つけて、何を壊したのか、そして、どうしてそうなってしまったのかを考えることが大事
そこから自分はどういうふうに自分の中の怪獣と向き合って、気持ちを整理し、どの様に動いていくべきなのかをよく考えることが、とても重要で大切
その先にはとてもあったかくて心がワクワクすることが待っている
Posted by ブクログ
3作目だが、1作目の続きに近い。
各巻完結かと思いきや、続投される登場人物が増えてきた。
ちょい役もあるが、割とキーマンでの登場もある。
そのため、前作を読んでいないと、「?」が浮かびそう。
そんな今作は、これまで以上に、いじめや差別に関するテーマ性が高かったように思う。
「謝って終わりじゃない」とか、なかなか深いところまで切り込んでいる。
かおりとケンと犬神さんと。
三者の関係性と、かおりに対する犬神さんのスタンスがとても魅力的。
大人として、経験者として、子供に対する振る舞いは、見習いたい。
Posted by ブクログ
第1巻、第2巻と同じ時間が流れており、1巻でいじめっ子だったかおりの視点で描かれている。ほのか不在のなかのスタビンズくんの姿も。
加害者の葛藤、謝罪の意味。謝ればいいのか、謝って許されていいのか。
長じて再会したときの加害者と被害者の温度差に被害者がショックを受けるという話もあるが、そこを問うものでもある。許せないのは被害者が狭量だからではない。謝罪するのは自分のため。それを受け入れるかどうかは相手の問題。そこをはき違えている人が多いように思う。
Posted by ブクログ
なぜかこの巻から読んでしまった。
単純にいろんな児童書や絵本が出てきて楽しいね。
子どもたちのお腹には誰でもかいじゅうがいるってことに自分で気づけることが、どれだけ難しいか…。
それにしても、ケンって。はぁ~なるほど。はぁ~面白い。
Posted by ブクログ
大人の心にも響く。 一万円選書で届いた本。普段なら絶対選ばない見た目だけど、読んだ後、大人でもあるよなーとしみじみしてしまった。人間関係とかに悩んでいて、気持ちが弱っている人とかには特に向いているのかも。
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾♬
今作は1作目の続編っていう感じだった
1作目ではいじめられてたほのかが主人公だったけど、この作品ではいじめてた側のかおり姫が主人公。
もちろんイヌガミさんやスタピンズ君も出てきます\♡/"
今作も良かったな〜
イヌガミさんがかおり姫に言った、「自分の気持ちをすっきりさせるためにじゃなく、相手の子に謝るためだけに、謝るんだよ」「謝ったら、それから先は相手に選ばせることだ」って言葉が印象的だった
誰の心にもかいじゅうはいるだろうな。
私もそいつらが暴れないように、冷凍して、しまっておきたい。
そして最後やられてしまった〜
児童書だけど大人も楽しめるシリーズだと思います♡
Posted by ブクログ
【上学年〜】
シリーズで5作出ているうちの3作目。
こちらの作品が5作目かと勘違いして最後に読んだけど、1作目に対応した話だったので、結果的に最後に読んで正解だった。
1作目の主人公をいじめていた女の子かおり姫が主人公のお話。
いじめた側にもつらい背景があって…という話で、最終的には自分のしたことを認めるんだけど、そのへんはかなりファンタジー味を感じた。
1作目の時は、かおり姫にしてもその父親にしても、かなりひどい言動をしていたが、こちらの作品ではその言動に理由づけはしてあるものの、キャラ変しすぎ。
とはいえ児童小説なので、あまりリアルな人間描写よりも、こちらの救いがあるお話のまとめかたで良いとも思った。