【感想・ネタバレ】差別語とはなにかのレビュー

あらすじ

言語表現がなされる場においては、受け手に醸成される規範と、それを守るマスコミの規制を重視すべきである。そうした前提で、「差別語」に不快を感じる弱者の立場への配慮の重要性に目を覚ます。

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Posted by ブクログ

備忘メモ。

・「隔世の感」。とたびたび語られる。そうなんだろうな、私にはわからないけど。

・差別の「原因」は差別する側の意識にある。差別に関する用語の規制は、政治的検閲があるわけではなくて、大衆の好みに合わせたマスメディアの自己規制があるだけ。つまり差別は「差別をしている悪い人たち」と「差別をされるかわいそうな人たち」の問題なのではなく、「大衆」を形成している者全員の問題である。

・差別は作りだされる。誰かが「おかしいのでは」と言挙げし、「なるほど確かにそうだ」と複数(多数)の人が賛同すると、それは差別となる。同じようなプロセスを経て、差別が消滅していくこともある(かつて差別的だとされたある用語に、もう誰も差別的意味を見いださなくなるように)。

・市民社会が差別を生み出す、ということを説明した「差別としての水俣病」は示唆に富む。心理ホラーのようだ。

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2017年06月27日

Posted by ブクログ

面白い!
単純に差別語の定義とか、どれが放送禁止用語とかが載ってるのかと思ってたら,もっと奥の深い内容だった。
他の本も読んでみたい!!

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2011年02月13日

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