あらすじ
企業のグローバル化が進んだ現在、文化や習慣の原点となっている宗教がわからなければ、けっして仕事はうまくいかない。本書は、いまやビジネスの必修知識となった宗教について、短時間で必要な知識を得るためにコンパクトにまとまった最適な入門書。
グローバル化がますます進むこれからの時代には、その国の宗教に関する基本的な常識を知ることによって、宗教に起因するトラブルを招かないように心がけることが必要になります。(中略)宗教の中には比較的最近生まれたものもありますが、世界宗教と呼ばれるものはどれも千年以上、あるいは二千年以上の歴史があります。それぞれの国に定着してから数百年以上経過している宗教の場合には、社会制度や文化、生活習慣と深く結び付いているのが普通です。日本人がごく当たり前のように初詣をしたり墓参りをしたりするように、神に祈ったり、教会に集まったりすることは特別な行動ではありません。宗教にどう関わるかは国ごと、社会ごと、あるいは民族ごとに異なりますが、それぞれの人々にとってはそれがごく自然な行為なのです。まずこの点に気付くことが、世界の宗教文化を理解する上での出発点になります。(本文より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界的な宗教の分布と流れを知る事ができた。
日本人は、歴史的な背景からごちゃ混ぜ宗教だと思う。
人それぞれ色んな考え方や信じ方があってもいいなと感じた。
色んな宗教の生活様式は、私には難しいと思ってしまうモノでも、それを信仰する人々にとっては生活に根付いた大切な事だと言う事も知れた。
互いの宗教を理解して尊重する事が大切だなと感じました。
Posted by ブクログ
年末のSPAで取り上げられていた本。今、話題の「宗教」をもう一度考え直してみたいなと思って手にした。
一気に読めなかったので、さすがに90分でとはいきませんでしたが、各宗教ごとにまとまった章立てで、広く浅く理解するには十分です。タイトルにもあるように、ビジネスマンが外に出て行って、マナーとしても知っておくべき最低限のこととしても、まとまっている。知っているつもりで、知らないこともあったし。
気になったところは、またほかの本か何かで深く勉強したいと思います。
Posted by ブクログ
95
・キリスト教では隣人愛が歌われ、自分の身の回りの人と協力し合う精神がある。
・イスラム教ではコーランで貧しい人への金銭的支援をすることを決められている。
・ユダヤ教では、人間は悪へと向かう存在であるという人間感から、本や教育から鍛えられる知性をとても重要視している。
Posted by ブクログ
世界の主な宗教の成り立ち、基本的な教え、文化、風習、タブーなどをまとめた世界の宗教の入門書です。
タイトルに90分でわかるとありますが、宗教と世界史の基礎知識がないと、90分では読めません。
ビジネスに役立つことを目的にして客観的にまとめられているところが良いと思います。
知っておくべき宗教知識、タブーの事例
ウロコのない魚は食べてはいけない【ユダヤ教】
安息日に仕事をしてはいけない【ユダヤ教】
偶像を崇拝してはいけない【ユダヤ教、イスラム教】
金曜日にはモスクで集団礼拝を行う【イスラム教】
修道士、修道女は結婚できない【カトリック】
僧侶に食事を布施すると功徳が得られる【上座仏教】
牛は聖なる動物なので牛肉は食べない【ヒンドゥー教】
礼拝の前には、作法に従って水で身体を清めなければなりません【イスラム教】
なお、イスラム教徒の使うトイレには必ず水が用意されていますが、それは排泄をした後、排泄した部分を水で洗い流すためです。そうしなければ、礼拝にふさわしい、汚れのない状態になりません。日本のシャワートイレは重宝がられます
Posted by ブクログ
世界の主要な宗教についてその成り立ち、分布、基本的な教義などが紹介されている
非常に網羅的で入門としての知識の学習に有用だが
記述は若干箇条書き的な面が多く生真面目な感はある
Posted by ブクログ
うーん、私が読むの遅いのか…
タイトル通りに90分で読み終わることは出来なかった。
まあ、そのうち、また読み返すかもしれません。
例えばインド人のSEが社内に来たらとか。