【感想・ネタバレ】達人はここを見る いちばんわかる日本美術鑑賞のレビュー

あらすじ

なるほど!
この絵がなぜ名作なのか、
ずばり納得の入門書

名画の前に立ってもイマイチ響かないあなたに!
美術の味わい方なら達人に聞こう!
長谷川等伯、狩野永徳、伊藤若冲、葛飾北斎……日本美術の超有名作品を取り上げ、美術界の第一人者たちが深く、わかりやすく教えてくれます。
「何を見るのか」「なぜそれが大切なのか」を、納得できる豊かな美術鑑賞を開く夢の入門書。

人気アートブロガーが達人たちと深掘りする
いちばんわかる日本美術入門書

作者名や時代、技法、国宝かどうか――そうした情報は作品を理解する手がかりになりますが、それだけで作品の前にいる時間が豊かになるとは限りません。日本美術を「正しく理解する」ための教科書ではなく、どう見れば面白くなるのか、どこに注目すれば作品が語り始めるのか。専門家が長年積み重ねてきた「絵を見分ける目」は、鑑賞者の自由をも増やすものです。(「まえがき」より)

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【目次】
まえがき

第1章 黒田泰三先生に聞く 長谷川等伯《松林図屛風》
線の揺れや墨の飛沫に込められた心情を読み解く

第2章 石田佳也先生に聞く 狩野永徳《上杉本洛中洛外図屛風》
桃山時代の天才の素顔と御用絵師集団・狩野派とは

第3章 佐藤康宏先生に聞く 伊藤若冲《老松白鳳図》
過剰すぎる作品世界をていねいに見尽くす

第4章 日野原健司先生に聞く 葛飾北斎《神奈川沖浪裏》
天才の驚くべき仕掛や演出の楽しみ方

第5章 古田亮先生に聞く 高橋由一《鮭》
油彩の幕開けを告げた作品が語る明治の画家渡世

第6章 小林祐子先生に聞く 安藤緑山の象牙彫刻
えっ、作りものなの⁈ 知られざる明治工芸のすごさ

第7章 安村敏信先生に聞く もっともっと江戸美術
主流から傍流まで、ざっくりつかもう

あとがき
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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  黒田泰三先生に聞く、長谷川等伯《松林図屏風》
第2章  石田佳也先生に聞く、狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》
第3章  佐藤康弘先生に聞く、伊藤若冲《老松白鳳図》
第4章  日野原健司先生に聞く、葛飾北斎《神奈川沖浪裏》
第5章  古田亮先生に聞く、高橋由一《鮭》
第6章  小林祐子先生に聞く、安藤緑山の象牙彫刻
第7章  安村敏信先生に聞くもっともっと江戸美術

<内容>
美術ブロガーの著者「青い日記帳」(実名を明かしています)が、達人の先生たちにインタビューしながら、その作品や作家の凄さを紐解いていくもの。こういうインタビュー形式だと、作家の筆致や考え、さらに作品を見る眼も教えてもらえます。論文だと、こうは行かない。松林図屏風の書かれた時期や神奈川沖浪裏の波の描写のいい加減さなどに驚いたが、安藤緑山とか取り上げられていたり、江戸時代全般を語ってもらったり、新鮮でした。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

正しく理解するためじゃなく、
面白く見るための日本美術入門

美術品は、その時代の視点、注文者や鑑賞者の求めるものと結びついて生まれたもの。

その視点を専門家へのインタビューを読みながら取り込むと鑑賞体験が一層豊かになる。

例えば狩野永徳の屏風絵は、永徳に子供ができる頃に完成したので、パパの威勢というか翳りがない明るさが人物描写に反映されてるみたい。

背景を知るからこそ絵を飛び出して膨らむイメージが、美術鑑賞をより楽しくしてくれると再確認できた一冊。

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2026年05月13日

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