【感想・ネタバレ】ぼくが宇宙人をさがす理由のレビュー

あらすじ

宇宙少年だったのぼく。不登校、ひきこもり、つまずきの連続。そんなぼくが、いまは世界15カ国の科学者たちのリーダーになって、前代未聞の大作戦にとりくむ。その大作戦とは……「宇宙人さがし」!。「夢をあきらめない」、SETI(地球外的生命探査)をおこなう著者のメッセージ。

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ネタバレ

面白かったです
良い本に出会えたと感じた。地球外的知的生命体を探査する世界合同SETI、ドロシー計画。日本から始まった探査が、世界の同じ目的を有する仲間との計画になっていく。スタートまでの経過、胸が熱くなり、ワクワクした。宇宙を考えると、人種国など関係なく、地球人としてみんな同じ仲間。夢を強く願い努力すること。宇宙のロマンも感じたし、生き方も考えさせられる良い本でした。読んで良かった
天文台に行って、宇宙や星が見たくなったよー

イラストがかなり好み♡

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2020年06月06日

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兵庫県立大学西はりま天文台天文科学専門員による一冊。
宇宙の仕組みの説明から始まり、自らの宇宙に対する興味の始発点、完璧を求め過ぎて不登校となった少年時代のこと、夢を諦められず進んだこと、そして夢が叶い憧れの仕事に就いたことが、子どもたちに語られるように書かれています。夢を持つこと夢を追いかけること夢を叶えることが順を追って書かれることによって、読み手の心も膨らみます。
後半は、地球以外に知的生命体がいるかどうかを観測するプロジェクトについて語られます。観測方法の説明から、日本そして地球規模のプロジェクトが動き出す様子が克明に書かれ、プロジェクトの行方を息を飲むように見守ります。ここでもプロジェクトを動かした当人が語ることによって、読み手は鮮明に追体験できるのです。地球外知的生命体つまり宇宙人が本当にいるのかという謎を軸に、夢を追うことの楽しさを体験することができます。
この世には面白いことがたくさんあるんだよと、子どもたちに伝えるのが大人の役割だと思っています。夢を持つこと夢を追うこと夢を叶えることの素晴らしさは、こうした具体的な話で伝えることができるのではないでしょうか。子どもたちに伝える夢を大人は持っているのか? そんなことも痛切に感じました。そして子どもたちにはたくさんの夢を見てもらいたい。本を読むことで他人の夢を追体験できることも知ってもらいたい。そうすることで自分の夢を持つことの楽しさも伝えられると思うのです。

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2016年10月03日

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兵庫県にある西はりま天文台に勤務する著者が、SETI(地球外知的生命探査):にたずさわっていき、SETIすなわち「オズマ計画」誕生から50周年の2010年に、みずからがプロジェクトリーダーとなって「ドロシー計画」を立ち上げ、実行するまでの物語。

少年時代の夢、挫折、不登校からひきこもりをへて、22歳でようやく大学に合格し、教師をへて天文台職員になった著者。まわり道はしないにこしたことがないけれど、そうなったらしかたがない。あせらないでほしい、という語りかけにじんときた。

そしてドロシー計画。うっすらとは知っていたけれど、要するに世界のいろんな天文台で同時に電波を観測するんでしょ、というぐらいの認識しかなかった。
でも、時差のあるなか、各国の天文台でバトンをひきつぎながら観測すること、そしてたくさん予算のかかった大きな電波望遠鏡を、その特定の時間、特定の観測のために確保することはとても大変で、膨大なメールのやりとりと、忍耐強い調整と、大勢の人の熱意が必要なんだということがこの本を読んでよくわかった。

短い本ではあるけれど、未知の世界へのとびらを開いてくれる一冊。熱い気持ち、温かい気持ちが伝わってきて、若い世代へのエールにもなっていると思う。

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2013年02月14日

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兵庫県立大学西はりま天文台に努める著者は、中学高校と不登校でした。そんな彼が宇宙への憧れを糧に現在の職場に就職しただけではなく、宇宙からの電波を世界中の天文台で同時に観測するという計画の責任者に。計画の企画から、トラブルの数々、世界中の研究者の協力と、なんだかワクワクする物語を読むようです。宇宙人はいる、という前提のもと、世界でこんなにたくさんの人々が、宇宙からの電波を観測しているんですね。壮大な気分になります。

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2012年09月22日

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SE T I (ドロシー計画)のプロジェクトリーダーを務める筆者。宇宙大好きな私は、この本の表紙からワクワクして読みました。 
お子さんも読める優しい語り口調の文体でとても読みやすい。不登校だった事、理科の先生から天文台で働き出した事、世界の研究者のリーダーになった事。
「人生は色々、夢は諦めないで。好きなことを続けたら楽しいことにつながったよ」って言われている様な応援してもらえる一冊。
さて、宇宙人を探すSETIプロジェクト、宇宙人はいるのでしょうか?
つい結果を求めてしまう私たちですが、結果の他に大事なことがある事を教えてもらえる、大人にも読んでもらいたい一冊。

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2024年06月06日

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とても素敵な本でした。
専門的な内容は頭にあまり入ってきませんでしたが、それでも電波天文学やSETIに対する著者の熱意が頭に流れ込んできて、田舎の河川敷で綺麗な夜空を見たい、宇宙でスキップしたい気分になりました。

平成25年の中学生の課題図書らしく、児童書のテイストで仕上げられていましたが、大人でも読む価値のある本です。子供の頃にこの本に出会えた子どもは幸福だとわたしは思います。

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2023年06月23日

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著者は幼い頃から宇宙少年。
地球外知的生命体を本気で探す世界的プロジェクト(SETI)のリーダーになるのですが、プロジェクトは「だいじょうぶかな」と思うことの連続。手に汗握る展開でした。そもそも世界中の天文学者が宇宙人を本気で探していることに驚きましたが、この本で一番の魅力は、著者が若者に向けて語る言葉の数々かな、と思います。

著者は宇宙少年のまま順調に大人になって夢をかなえたわけではありません。ひきこもりや挫折の末、それでも天文の研究を諦めきれずに再挑戦をして、天文の仕事についています。それだけに、言葉に切実さがあり、また、挫折を乗り越えて夢を実現していく姿に勇気をもらえると思います。

人間同士を「国」ではなく「地球人」というくくりで見るスケール感、世界中の天文学者とのつながり方も独特で、興味深いです。宇宙から見たら、おんなじ地球人。

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2022年03月05日

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ネタバレ

子供向けの宇宙関連の著書。
難しい言葉を使っていないので小学校3年生くらいでも読めそうです。

「ぼくたちはアメリカ人ではありません。ヨーロッパ人でもありません。アジア人でもありません。ぼくたちは地球人なのです」
本質に気づかせてくれる言葉でした。

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2021年06月05日

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地球外知的生命体を探すための世界プロジェクトを発起し、成功させた筆者が少年少女に向けて語るメッセージ。
ワクワク感があって、情熱が伝わってきます。
好きな事で同じ志を持つ世界中の仲間と活動できるなんて、素晴らしい。

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2017年04月18日

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不登校も引きこもりも体験した作者が、天体、宇宙への夢をあきらめずについにはSETI、ドロシー計画のリーダーとして世界中の科学者と協力していく。そこには人種の差別もない地球人としての仲間意識が、これこそ今の人類に必要なものかも知れない。

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2013年05月17日

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ちと子供向けすぎたが、SETI知らなかったので勉強になった
Search for Extra Terrestrial Intelligence
成功する日が楽しみだね!!!!

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2025年11月28日

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中学校の課題図書。子どもの時に、夢を諦めないことが大事って言われても、ハイハイって感じだったけど、今ならわかる。

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2024年12月30日

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なぜ同時観測が必要なのかが分からない。大変意義深いことなのだろうけど、それが伝わってないのが残念です

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2018年10月19日

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第一線の研究者が子供にメッセージを送る本はいいね。
本書は、「自分も出来たから君にも出来るはずだ」みたいな傲慢な態度がなくて、単にどれだけその分野が好きかに紙幅が割かれていて、まずそこがいい。
それから現在携わる仕事でどんな苦労をし、どんな達成感を得たのか、が臨場感あふれる筆致で描かれていて、好感が持てる。

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2015年08月23日

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西はりま天文台の方が、宇宙人を捜しているという内容が大変興味深かった。西はりま天文台の施設だけではなく、世界中の仲間を募って捜す計画であるという。いつか地球外生命体が見つかる日が来るのかもしれない。

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2014年02月08日

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私は宇宙が割と好きなほう。この本は宇宙に何ら関心のない人や、知識がない人もサクサク読めると思う。はりま天文台に行き、SETIを見たいなって思った。
宇宙への憧れや人類以外の生命体への交信に関心を持てる楽しい本だった。

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2013年10月20日

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研修の課題だったので読んだ本。分かりやすく書かれていますが、この文字数の少ない1冊に、宇宙の壮大なプロジェクトと著者の若いころの紆余曲折を書くのは無理があるかな、と思いました。

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2013年09月19日

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SETI(セチ)という地球外の文明が送信する電波をアンテナで受信することを世界各国が共同で行う研究のリーダー役となった著書。若い頃の挫折を乗り越えてということも読書感想文の指定図書になって所以かな

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2013年09月09日

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“世界のだれが最初の発見者になるのか、それもわかりませんが、「その日」が実際に来たらどうしたらいいのでしょうか?じつは、知的生命を発見した場合にそなえて、国際的なマニュアルができているのです。これはむずかしい文章で書かれていますが、おもな内容をかんたんに紹介するとこうなります。

発見者は、証拠にまちがいがないかきちんと調査しなさい。
そのために自分たちだけではなく、よその多くの天文台にも知らせて観測を続けなさい。
確実な発見と証明されるまでは、公表してはいけません。
本当に発見であるとわかったら、それを隠していてはいけません。なるべく早く世界中に知らせなさい。
国家の関係者や国連事務総長にも連絡しなさい。
国際会議で対応が決まるまでは勝手に返事を送ってはいけません。”[P.68]

SETIに携わっている鳴沢真也さんご本人の話。
子供向けで読みやすい。

“FASTでも、SKAでも地球外知的生命が見つからないときは、どうしましょう。地球人が出す電波はまぎらわしいので、そういった電波が絶対届かない場所でSETIをおこないましょう。どこがいいでしょうか?
ぼくが子どものころ、よく母親がこんな歌をうたっていました。

ぼくは、なるんだ。科学者に。月にアンテナたてましょか。

母親が小学校一年か二年生のときに、子ども向けの雑誌に書いてあったセリフだそうです。子どもが月を指差して、お母さんにそう言っている挿絵が載っていたそうです。”[P.130]

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2013年06月02日

Posted by ブクログ

宇宙関連本ですが、
地球の歴史や、人類について感じられる本です

それから、
完璧を目指しすぎたり、周りを気にしすぎたりして、
自分が見えなっている人が読んだら、
この本に何かヒントが見つかるかも

最後まで読んだけど、
SETI観測について、どんなことをするのか
イメージできなかった(^_^;)
最近の天文学は、眺めるだけでなくて
解析とか、計算が多くの作業をしめてるんですね

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2013年05月08日

Posted by ブクログ

地球外生命体を探すSETIという計画に携わる日本人研究者の方の話。
文章はわかりやすく丁寧で、高学年から読める程度かなという感じです。
内容はそれほど専門的ではありません。
どちらかというと、少年期に引きこもっていた後、努力して進学、大人になってから諦めていたアメリカでの研究に参加…という伝記的な内容に重きが置かれているように思います。
同じように苦しみ悩む小学生・中学生へのエールになるのではないでしょうか。

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2013年02月02日

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