あらすじ
十八歳で夏でバカだった! バイト暮らしの耕助は、仲間のザジ、バンとパンクバンド「野原」を組み、生まれて初めてのライブツアーへ出かけた。行く先々でグルーピーを引っかける予定が、謎のゴスロリ娘のヒッチハイクで旅は思わぬ方向へ。彼女、七曲町子の正体は? ツアーファイナルは成功するのか? 耕助と町子の恋の行方は? 爆笑と感動、大槻ケンヂの青春ロック長編小説。忘れることなんて絶対にできない最高に熱かったあの季節。
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Posted by ブクログ
映画みたいな小説。
というか、映画化して欲しい。
話はあったらしいけど、どうやらポシャったらしい。
いつか実写で見てみたいなぁ。
読みやすいのでオススメです。
では、バイちゃ!
Posted by ブクログ
オーケン。映画とエロと音楽が好きな本も書いて歌ってるおじさん。
今もう56歳なんだってね。
オーケンの小説ってこっちが赤面するような恥ずかしいノリも挟まるけど、毎回勢いに乗せられて読み切ってしまう。野原の音楽みたいな、ひたすら立て続けていくスタイルで気付くと完走しちゃうんだよな。
町子の許す場面だけ疑問が浮かんだけど、あとがきその2で本人が同じことを書いてたので、その後の町子がよりよい方向に進んでることを信じてる。
Posted by ブクログ
キッズバンドのマネージャー(割り切れない男)と音楽業界の権力者(割り切った男)の構図が面白い。二人の出自が一緒なのもまた良い。choose your life.人生を選べ。
そういう意味では主人公より主人公らしいのはオッサン二人ということになる。俺がオッサン化してしまったから、というのもあるかもしれないが、オーケンも主人公よりオッサン達に力を入れて書いている節が見受けられる。
愛=赦し か
それにしても現況を笑い飛ばす力というのは偉大である。
どちらかというと★★★だ。がしかし、それだとちょっと可哀想な気もするという加点で★★★★。