【感想・ネタバレ】神菜、頭をよくしてあげようのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

羽海野チカさんの表紙が可愛いと単行本が出た時に気になっていたオーケンのエッセイ。
”オーケン”なんて言ってしまったけれど、大槻さんの文章を本として丸々読むのは初めてという。
時々おすすめはされていたので、わくわく。

おもしろっ。お茶目なひとだなぁと。
バンドをやり、宇宙人に興味があり、ぬいぐるみや車に名前をつけて。
それに、本もたくさん読まれているんでしょう、古典文学~プロレス本まで幅広く要所要所に紹介されている。

個人的には”少女よ、好きなかっこうをするがいい”のエピソードが何だか好き。
ヤングなオーケンと、”ずっとそれでいてほしい”少女が素敵。

0
2019年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初期のエッセイは結構読んでたのですが、この時期のはまだ読んだことなく、これまた文章にかなりのトゲがあったり、よりリズミカルに読める文章力アップなど、目に見えた違いがありました。
内容だけでなくその辺りの成長・変化ぶりも面白かったです。
トゲもあるけど、心に沁みる言葉もたくさん。良いエッセイ。

読みやすく内容もバラエティに富んで(やっぱりオーケンらしい定番のジャンルも盛り沢山。笑)面白くて、息抜きになりました。
凍結して間もない頃なので、筋少に対する複雑な思いも伺えて切なさもあります。
ファン的にも、オーケンの元気と楽しいをエンジョイされてる事が何より……と、読んでて何回か思ったり。
ファン向けではあるかもしれないですね。


心に沁みた言葉をここに添えておきます。

「何もかもが快調な日々は、その時は楽しいけれど、過ぎてしまえば意外に記憶に残らないものだ。思い出とは充実の残像だ。充実を得るためにはいくばくかの苦しみが必要なのだ。」

「人の一生とは実のところ、プチ悲惨なくらいのほうが、密度が濃いと言えるのだ。「死にたい」と悲観する人は、プチ悲惨と感じる日々こそが、今を生きている証なのだと気が付くべきなのかもしれない。」

0
2014年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【天皇陛下よ、立ち上がれ、きりーつ、れーい、ちゃくせきー】

オーケンは小説のほうが好きだと言ってきた。なぜなら、エッセイは制約がないからオーケンの成分が強すぎて何を言ってるのかまったく分からないからだ。小説だと、話をつなげたり説明する文のバイアスがかかって程よくスパイスが効いて本当に読み易い。

ただ、もうこの時期のエッセイになると書きなれてきたのか、どれも大概読みやすく、どれもほどよく面白い。酸いも甘いもと言う感じで文体もこなれて来ている。ヌイグルマーもめでたく映画化した。残念ながら監督はティムじゃなかったけれど、しょこたんが主演だった。オーケンまた、新しい小説書いてください。

0
2016年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッセイは小説に比べて中々読まないけれど、大槻ケンヂさんのは面白い。マニア向けな内容も多々あるし、万人受けする内容でもないとは思うけれど、でも面白い。というか大槻ケンヂという人が面白い。馬鹿だなぁと心底思うのだけれど、でも意外なとこで意外な程に真面目だったり、それが内容にも文章にも表れていて。かと思えば、心にしみることを素朴な言葉やありふれた言葉でふいにぽんっと言ってみたり、それも良さ。この人のエッセイは面白い。

0
2013年01月31日

「エッセイ・紀行」ランキング