あらすじ
NYマフィアのボスを後ろ盾にコカイン・ビジネスで成功してきた朝倉恭介。だがマフィア間の抗争で闇ルートが危機に瀕し、恭介の血は沸き立つ。”朝倉恭介vs川瀬雅彦”シリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
夫の友人からお借りしました。
Cの福音の続編、朝倉恭介シリーズです。
恭介のダークヒーローぷりがめっちゃカッコよく、本作でも更なる活躍を期待しましたが、それよりはNYイタリア系マフィアの内部抗争が主軸となっており恭介の出番が思ったより少なかったのが残念でした。
とはいえ、テンポよく物語が展開し、最後はハリウッド映画なみの派手な復讐劇。
完璧な作戦と戦闘の腕がホントにカッコよかった~
ハードボイルド小説ってたまに読むとアガるね。
Posted by ブクログ
「Cの福音」の「朝倉恭介」がニューヨークマフィアに挑むエンターテイメント作品。マシンガンやロケットランチャーだけでなく、攻撃型ヘリ「コブラ」まで出してきてしまった。処女作から5-6連作前提で恭介VS雅彦を育てていく発想と自信はみごと。次の4作目では「川瀬雅彦」をどう育ててくれるのか。
Posted by ブクログ
「朝倉恭介×川瀬雅彦」シリーズの三作目でここは朝倉恭介がメイン。シリーズ二作目「クーデター」は川瀬雅彦が活躍する。
マフィアに加わった朝倉恭介。彼が考えた日本でのコカインの販売ルートは、7年後も順調に販路を拡大して、ニューヨーク・マフィアのボス「ファルージオ」の信頼も厚かった。
だがファルージオの組織には亀裂が入り始めていた。 中国マフィアなど多くの人種で構成される組織との共存状態を、安定した形で仕切ってきたファルージオが襲撃され、半身の自由を失った。彼はボスの座を譲らなくてはならなくなる。
この機会を待っていた部下「コジモ」の暗躍は、「ファルージオ」の失脚を初めから見込んだものだった。
彼は恭介のビジネスから上がる莫大な利益まで取り込むことを画策する。
恭介は「コジモ」の不快な命令から、ファルージオに対するコジモの卑劣な仕業に気づく。
恭介は休日を楽しむためにターキー・ハントに出かけたケンタッキーで、同じ趣味のために来ていた「ギャレット」という男に出会う。
彼は元海兵隊の戦闘へリ、コブラのパイロットだった。だが、薬物兵器に耐えるためという目的で薬剤を支給され、強制的に飲み続けたため、副作用に苦しみ筋肉の激痛に耐えていた。
彼を助けた恭介に軍の最高機密の入ったフロッピーを手に入れたことを話す。
ギャレットの仕事は軍の廃棄物の銃器や機器を、指示書どおりに分解処分することだった。しかし軍の管理の杜撰さで、フロッピーに入った極秘機密が捨てられることもある。
払い下げられた機器や銃器は闇ルートで組み立てられて再販されていた。 恭介は日本の商社マンだと身分を隠して、そのフロッピーの内容によっては高価な取引が成立するとギャロットにもちかける。
恭介は「コジモ」の「ファールージオ」に対するやり口に復讐するために、ギャロットにフロッピーの前金50万ドルを渡し、払い下げ品を組みなおしたコブラをギャロットから手に入れ、彼に操縦を頼む。
優秀なパイロットだったギャロットは力強い身方だった、二人は別荘で寛いでいた「コジモ」を襲い、家ごと爆破してしまう。 廃品で改造したコブラで低空飛行する「ギャレット」の操縦は漫画やアニメで見たあのヒーローとダブってくる、レディはどこだ(笑)
ギャング同士の抗争と、恭介が選んだ闇の世界、それに絡む人たち、恭介にあてがわれたチャーミングな高級娼婦の悲惨な境遇、さまざまな要素がダイナミックに展開していく。
一面、恭介の暴力的な凶暴さは、平常は深い心の裡に冷静に秘められているだけに、今回のような命の爆発力のすさまじさにはやはり読んでいても身を伏せたくなる迫力がある。
一方 静かに水面下で展開する恭介の麻薬ビジネスに引き寄せられ、その犠牲になる弱い人間を餌にした彼の冷たい現実も見える。
登場する人物たちが、恭介の周りで彼の作戦通り動いていく様子は、絵空事の世界だと思いながら、マァそうなるでしょうね、かもねと納得、現実との距離感を忘れてちょっとストレスの解消になる。
フロッピーには何が入っていたのだろう、次で開くのかな。
Cの福音
クーデター