【感想・ネタバレ】あるいていこう（３）のレビュー

上田美和

「丸毛を好きだ」とハッキリ自覚したイケは、「花火大会のときにキスしてたら、どうなってたんだろう」とか妄想が止まらない。夏休み中に描き上げて投稿すると決めたマンガを描く手も止まりがちなほどだけど、肝心の丸毛の気持ちはわからなくて…。 おだやかな田園風景を舞台に、中学1年生の胸に芽生えていくときめきや思いを繊細に描き出したエバーグリーン・ストーリー、完結巻!!

[H · ★★★★☆]

暖かい青少年期の記憶

自分の成長を共にしてくれる友達であり、異性の相手との大切な思い出が目立つ作品です。 "劇的な展開や装置なしにすらすら読まれて気持ちが楽でした。 暖かい感性が感じられました。

[ブクログ · ★★★★☆]

3巻で完結と知った時は、早いなー、残念だなぁと思った。
最終巻は主人公の夢に向かう強さ、好きな相手を思う気持ちがしっかりと描かれていて、一冊にぎゅっと伝えたい事が詰まっているように感じた。
中途半端感は全くなく、最後まで目が離せず、ハッピーエンドを願っていた。
読後感は爽やかな余韻が残る。