あらすじ
人は自由でいたいと思っても、一人では生きてはいけません。命は個の存在ですが、人はつながって生きていて、組織・共同体をつくります。しかし、つながりの社会の中で自由な生き方や言論を求めすぎると、強烈なエゴが吹き出します。他人に管理されるのは大嫌いなのに、自分は他人を管理したくてウズウズしているのです。どうすれば、つながりの社会の中で個人が心の自由を獲得でき、安らかに生きていけるのか。ひとりで生きていくこととはどういうことなのか。スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)の長老が、最古の経典『スッタニパータ』の第一章「犀角経」の言葉などから、ブッダの教えを伝えます。
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Posted by ブクログ
この本を読んで尾崎豊の一歩先に進めたような気がした。
組織の本質は他の命を奪い自分の利益を得るため。
命は他の命を殺してなりたっている。
自由を求めるたび、人は他人に不自由を押し付けている。
自我は幻覚。
奪い合いではなく分かち合い。慈悲を配ることを考える。
Posted by ブクログ
著者の記事を読んだことがあり、読みやすかったのでこの本を買ってみた。
タイトルとは違ってひとりで生きることは出来ない。人とのつながりなしでは生きて行けない。
その中で自分の欲、エゴ、煩悩を出さずに生活していけるかが大事だと思った。
どうしても欲だったり人からの態度や言葉に感情的になるけど、それをいかに感情的にならずに生活していけるか。
永遠のテーマだと思う。
Posted by ブクログ
スマナサーラ長老の著作は毎度目から鱗が落ちるほどの新たな視点や気づきを得られるが、それと同じくらい「この世界を忠実に作り上げたらどうなるんだろう」というもやもや感もものすごい。『怒らないこと2』にも感じたのだが、きっととことん突き詰めていくと究極の結論は「人類滅亡」なのではないかと感じる。この作品は特に比喩表現に極論をはさみすぎているところがあり、「いや、そんなこと思ったことないし!」というそこはかとない抵抗感があった。