【感想・ネタバレ】日本の未来像 地球定常文明のデザインのレビュー

あらすじ

かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された国は,「失われた30年」を経た今も漂流を続けている.私たちが目指すべきは「経済大国」の再来なのか,それとも新たな社会のかたちなのか.地球規模の視点から,独自のAIシミュレーションも踏まえ,日本の未来像を持続可能世界のビジョンとともに描き出す.

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Posted by ブクログ

著者の広井良典は、2001年の『定常型社会―新しい「豊かさ」の構想』以来、経済成長を無条件の前提としない社会像を考え続けてきた研究者です。厚生省勤務を経て大学で公共政策や社会保障、福祉、コミュニティなどを研究してきた経歴を持ち、本書ではその議論を、日本社会から地球文明全体へと広げています。
序章では、「ジャパン・シンドローム」や「次世代搾取」から日本社会の持続可能性を問い、第Ⅰ部では日本人の価値観やアニミズム、高度成長期以来の成功モデルを論じます。
第Ⅱ部では視野を人類史へ広げ、「拡大・成長」と「成熟・定常化」のサイクルから「地球定常文明」を構想し、AIによる政策シミュレーションも紹介されます。
さらに、ポスト・グローバリズム、生命経済、自然資本、鎮守の森、社会保障、格差、ウェルビーイングへと議論は展開します。
「もう一度成長すれば日本は再生する」という発想に違和感を持つ人、社会保障や財政を単純な「高齢者対若者」の対立ではなく、世代間の公平と公共性の問題として考えたい人におすすめします。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

2026年3月に発行された本です。
日本の未来はどうあるべきか、を考える本です。
今までの経済成長すれば世の中のさまざまな問題は解決する、という考え方ではダメだと訴えています。

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2026年10月09日

Posted by ブクログ

小生、団塊世代なので我々の生きてきた時代を総括している部分は非常に面白かった.拡大・成長志向、アメリカ信仰、集団志向とウチ-ソトの区別、性別役割固定.的確な分析だ.
AIシミュレーションで示された「地域分散・成熟シナリオ」と「グリーン成長・協調シナリオ」は、これからの人びとが目標にすべきだと感じた.何度も強調されていたが、社会保障費の増大をしっかり認識して、負担割合の適正化を図ることは非常に重要なことだと思った.

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

日本社会が置かれている現状からはじまり、地球規模の文明的視座を明示、AIによるシミュレーションを読み解き、ポストグローバリズムを論じ、アニミズムと公共性に至る。
日本の未来は、やはりこの方向性に目を向けるべきなのだと思う。
とにかくわかりやすく、丁寧に書かれていている。いろいろな事を考え、自身の生活や仕事に照らし合わせながら読んだ。
様々なリーダーに手に取ってもらいたい。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ややスピリチュアルな記載も感じるが、持続可能性について、あらゆる視点から検討がなされていて、興味深かった。
社会とは何か、日本という国の特徴はどのような点にあるのか、それを踏まえた今後のとるべき選択肢など、考えるヒントが数多く詰まっている。

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2026年06月14日

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