【感想・ネタバレ】九軒探偵事務所の謎解き蒐集録のレビュー

あらすじ

厄介なパワーストーンと持ち主のマッチング。石と人の思いに触れるやさしい連作ミステリー。

彫刻家、天音弦一郎の作品には持ち主の思いを叶える石が使われていた。
人を害することもあり、適切な持ち主を見つける必要がある。
それを知らない孫の梨子は祖父の1周忌に遺書を見つける。
すべての作品を九軒遥真に譲渡するというもの。
けれど――

「全部他人に譲っただと?」
「申し訳ございません」
「弦一郎さんの高価な作品は僕のものだ!」

不幸続きのOLとがめつい陰陽師探偵のどたばた回収劇、開幕!

●目次

第一話「枝狼」
第二話「琥蝶」
第三話「瑠未」
第四話「隕龍」

●著者

横浜出身。著者に『百鬼の花嫁』(マイナビ出版)『魔女の結婚』シリーズ(小学館)『薄墨の花嫁 灰髪の少女は、黒曜剣士と初めての恋をする』(ポプラ社)がある。

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Posted by ブクログ

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小さい頃に王子様に出会ったことがあると思っている梨子は、亡くなった有名彫刻家の祖父から、遺言で狼の形をした『枝狼』という名の彫刻を貰うところから始まる物語。

祖父の天音弦一郎の作品には不思議な石が使われている。

不思議な石は生きている石たちで、持ち主を助けようとする、強い力で。
強すぎる力は良いことばっかりではなく、不幸も引き寄せて梨子は理由はわからないままに踏んだり蹴ったりな人生を送りつつあった。

そんな毎日に祖父の彫刻の本当の相続人が現れる。
それが九軒探偵事務所の九軒遥真、彼は陰陽師だった。

石の力をカタチにして梨子の枝狼を人の姿にも変えられる、一気にファンタジーの世界って思ったけど、まったく違和感みたいのはなくするすると読めた。

『琥蝶』『瑠未』『隕龍』と3つの彫刻がそれぞれ一緒にいてくれる人間を探す様子が描かれている。

梨子は祖父弦一郎のようにガハハと笑う肝っ玉娘になりつつあるけど、いつだって前向きで前進する、危なっかしい梨子を枝狼が守るけどいつだってその先には九軒遥真がいるんだよなーと最初の予感みたいなものはしっかり回収されるし、アニメとかになったら小学生は喜んで見そうかもとか思いました。

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2026年03月27日

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