あらすじ
今回の舞台は秋の林間学校! ――『キャンプファイヤーで結ばれた恋人たちは永遠に幸せになれる』 まことしやかに囁かれる恋の伝説。当高校生活最後の学園祭。ライブを敢行するはずだった軽音楽同好会はたったひとりの女子メンバーのため直前になって解散の憂き目に合ってしまった。あの運命のライブから3年。あの冬からも3年が経ち、春希は大学3年生になっていた。雪菜ときちんと向き合えないまま迎えた3度目の冬。気の置けない同期生・和泉千晶に、面倒見の良いアルバイト先の上司・風岡麻理。加えておせっかい焼きの後輩・杉浦小春たちと過ごす日常は忙しく、そのときだけは、かずさのことも雪菜のことも考えないで済む時間を春希に与えてくれていた。そんな折、春希のもとにかずさに関わるある転機が訪れる。雪の季節に再び動き出す関係。その先にある未来は、果たして――。原作シナリオ・丸戸史明の大人気タイトル「WHITE ALBUM2」小説化第3弾。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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Posted by ブクログ
原作のクロージングチャプター(大学編)の前編。雪菜とのクリスマスまでを描く。
高校編での衝撃のラストから、未だに立ち上がれない、というか向き合うことから逃げ出した主人公と、それを見守ることしかできないうちに、面倒な性格にねじれてしまったヒロインの葛藤を描く。
高校編で出てたもう一人のヒロインは、今回は原作同様チョイ役。
とにかく主人公もヒロインも、一言でいうと面倒くさい。それを周りの友人たちがどうにかいい方向に進展させようとがんばる姿がとにかく健気。
お話的には、高校編はとにかく呪いみたいなもので、それを解くためには大学編もそうだし、今後出るであろう社会人編(coda)も読まずにはいられない。
兎に角目が離せないのです。