あらすじ
「誰にも傷つけさせない、そのために僕がいます。」
山と国道に挟まれた田舎町・つづみ町。
この町に住む高校生のうららは、新しく赴任して来た駐在警官の事がなんだか気に入らない。
ナメられっぱなしで、威厳もなくて頼りない。
そう思っていた、「あの時」までは――。
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山と国道に挟まれた田舎町・つづみ町。
周囲にナメられないよう強がって生きるヤンキー女子高生・春野うらら。東京から田舎町へ引っ越してきた彼女は、母の職業や家庭環境を理由に偏見の目に晒され、孤独を深めていました。
そんなうららの前に現れたのが、町の駐在さん・立見宗介(たつみ そうすけ)。不器用ながらも自分を守ろうとしてくれる彼との出会いが、うららの頑なな心を少しずつ溶かしていきます。
本作は、一見シンプルな「ヤンキーJK×警察官」という関係性の物語でありながら、“人を頼ること”というテーマを非常に丁寧に描いた作品です。最大の魅力は、派手な事件や強烈な展開に頼らず、登場人物の内面の変化だけで読ませる高い構成力にあります。
主人公の春野うららは、過去のいじめから脱却するために「ナメられないこと」で自分を守ってきた、あえて強く見せることでしか生きられない不器用な女の子。東京から田舎に引っ越してきたものの、母親が水商売であることから周囲に色目で見られ、その母親も仕事で家を空けがちという複雑な環境に置かれています。そんな彼女が、傷つくことを恐れて周囲を拒絶し、強がるしかない状況には、読んでいて胸が締め付けられると同時に、どこか深く共感してしまいます。
そのため、誰にでも愛想よく接し、軽口を叩かれても怒らない駐在さんの姿は、うららにとって最初は理解できない存在として映ります。この二人の“価値観の衝突”こそが、物語の切ない出発点になっているのです。
そんな彼女の前に現れる駐在さんこと立見宗介は、普段はマスクをしていますが、そのマスクを外した素顔は驚くほどの激イケメン!!
真面目で誠実、町の住民からも深く愛されている彼ですが、時折見せるフッとした鋭い表情が印象的です。「過去に何かあったのでは……」と思わせる影があり、そのギャップが彼の男性としての魅力をさらに引き立てています。
うららにとって立見は、自分が一番危ないピンチの瞬間に助けに来てくれた、まさに「王子様」のような存在。しかし、これまでの過酷な経験から「そんな夢みたいな現実はあるわけない」と斜に構えてしまうからこそ、彼との距離感が掴めずに戸惑ううららの様子が、たまらなく健気で可愛らしいのです。
それでも、立見が差し伸べてくれる温かい手のおかげで、うららは少しずつ町の人たちとの繋がりを増やしていきます。立見というフィルターを通して、周囲の人々がうらら自身の本来の良さや真っ直ぐさに気づいていく展開には、じんわりとした感動が広がります。
傷つくことを恐れて人を頼れなかった少女と、過去に秘密を抱えながらも不器用に人を守ろうとする駐在さん。単なる恋愛漫画にとどまらない、二人の切実な心の交流が本作の一番の見どころです。
冷え切った心が人の温もりによって解きほぐされていく、その尊いプロセスをぜひ見守ってください。きっと読み終わる頃には、二人の幸せを願わずにはいられなくなります!
感情タグBEST3
守られたい
1話を試し読み。これは名作かもと。分冊版のまとまった待望の1巻。駐在さんのイケメン具合とスタイルは大変魅力的ですが、そこを越えてくる観察眼が素敵で、そっと見てたり、言動を読み取ったり、でも何か闇抱えてるのかもと思わせる感じ。そして春野さんも魅力があって優しい学生です。見た目じゃないんだよね、読みやすくて絵も綺麗で丁寧、読んでほしいな、おすすめですよ!個人的に傘のエピソードが好きでした。
匿名
楽しみ!
コミックスでないかなーと思っていたら、気づかないうちに出てた。あー気がついて良かった。これらら「駐在さんとわたし」がどうなるのか楽しみです。それにしても、駐在さん色気ありすぎでしょ。「わたし」も時折見せる可愛さがいいね。