あらすじ
中国による輸出規制、トランプによる関税政策……他国に経済的損害を与え、それをテコに政治的交渉を行う。伝統的な地政学の枠組みではとらえきれない、経済が武器化した世界が到来した。
世界はサプライチェーンの再編、資源の獲得競争などに動き始めている。果たして世界はどこに向かうのか。日本は今
の時代にどう向き合うべきか。
混迷の時代を読み解く視点「地経学」(地政学×経済)をまとめた注目の書。
【目次】
プロローグ地経学とは何か
第1講中国をめぐる地経学
第2講米国の地経学と国内政治
第3講トランプ時代の米国の地経学と国際関係
第4講EUの地経学
第5講経済活動を読み解くための地政学
第6講経済安全保障
第7講新興技術とイノベーション・エコシステム
第8講パワーとしてのAI
第9講日本の地経学戦略
第10講地経学の時代へ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界の状況、米・中・EUの戦略が地政学・技術・経済・制度・軍事を地経学として整理してもらい、理解が深まった。一度目は全体的に、二度目は技術に注目して、三度目は法・制度に注目して読む。
2018年初めまで、揺り戻しがありつつもグローバル化が進むものと信じて疑わなかった。振り返るとその5年前に萌芽はあった。バイアスが外れたのはある経営者の指摘のおかげだった。本書も含めてインプットを変える必要あり。
Posted by ブクログ
地政学と経済
米中が主導するAIの世界
生成AIに代表される最先端技術はそれを導入する国に、AIを想像した国家が都合の良い考え方を押し付けるかもしれない。EUや日本は、自分たちの独立性を保つ意味でも、中進国として、自らの生成AIを作り出す必要がある
他にも経済の行き過ぎた、相手国への依存が経済安保に影響することは、コロナ禍に証明された。
民間技術と国家との融合
国家をも超えるプラットフォーマーの存在感
どこの国を信用してどこと手を組むか
ますます、分断された社会に生きることになるのだろうなと思える一冊
Posted by ブクログ
地経学という言葉を使うかはさておき、地理的な要素や歴史の要素などに加え、経済的な観点を加味して各国の動きを分析、予測し、日本のこれからの戦略を練る必要性があることに大きく納得できた。