【感想・ネタバレ】南アルプス山岳救助隊K-9 震える山嶺のレビュー

あらすじ

大藪春彦賞作家の好評山岳ミステリー最新刊!
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北岳でもクマ騒動!?
人を憎み、森を徘徊する
隻眼のクマを確保せよ!
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山岳救助隊員&救助犬、名バディの活躍!


クマたちは私たちに今後どうするつもりなのかと、問いかけているのかもしれない。
――山﨑晃司氏(東京農業大学教授)


全国で起きているクマ騒動。
北岳でも被害が出ており、WLP(野生鳥獣保全管理センター)八ヶ岳支所の
七倉支所長と管理官の関千晶が調査にやってきた。
一方、北岳では幕営地でテントやアウトドア用品の盗難事件が頻発して、
山岳救助隊の夏実たちが対応に追われていた。
そこにクマに襲撃されたとみられる遺体発見の報告が入り……!

山岳救助隊員と救助犬、名バディの活躍を描く、大藪春彦賞作家の好評山岳ミステリーシリーズ最新刊。
【文庫書下し】

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Posted by ブクログ

天空の犬シリーズ
救助犬と山岳救助隊が詰める八ヶ岳に、人を襲う熊が出た。

小説はもちろん作者の創作物ではある。
設定やストーリーは創作物であるけれど、その上で出てくる舞台や人物たちの動きに嘘がないと、その作品がリアルに感じられる。
今回取り上げられたエピソード熊による被害について、猟友会のような組織に実在しそうなメンバーがいて、人を襲う賢い動物が考え(実際に野生動物の中には賢いものがいます)、八ヶ岳を舞台に暴れる。
その描写がリアルに感じられ、山に入るのが少し怖くなる。
読後感は悪くないようにできていたので、今回もどっぷり楽しませていただきました。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

2025年の今年の漢字にも選ばれた「熊」
南アルプスの麓にも、人間を襲うクマが現れ、人間とクマの格闘を描いた作品になっている。
今作は夏実たちの活躍より、狩猟会(猟友会)と野生鳥獣保全管理センターの人々の葛藤を描いている。
以前母グマと兄弟グマを目の前で殺された、通称「片目」と呼ばれるツキノワグマ。
東北地方では、人的被害も出たが、多くは餌を求めて、街に迷い込んだと思われるクマたち。しかし、片目は最初から復讐の為に、次々と人間を襲っていく。
このシリーズではあまりないグロテクスなシーンも多い。
一方、夏実たちが駐在する白根御池小屋周辺では、デポしておいた高級なテントなどが盗まれる窃盗事件が頻発していた。
クマと窃盗、どう繋がるのかと思ってたら、ほとんど繋がらなかった…
クマに対するのは、本来警察の仕事ではないけど、救助犬を利用すると言う形でストーリーを成立させている。
物語の組み立てはいろいろ疑問が残るものの、クマの被害やクマの生態系への懸念など、考えさせられる部分は沢山あった。
春も本格的に近づき、今年もまたクマたちとの闘いは続くのだろうか?
出来れば、人間はもちろんだけど、クマも本来の暮らしが出来るようになって欲しい。

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2026年03月17日

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