【感想・ネタバレ】可愛く泣けたらぎゅっとして【電子限定かきおろし漫画付】のレビュー

あらすじ

「そんなに泣いちゃって…俺が慰めてあげよっか?」
人望の厚いしごできリーマン・彬高には、可愛いぬいぐるみを愛でて日々のストレスを癒すという秘密があった。
ある日、推し作家sionさんの新作ぬいを仕事で逃しヤケになった彬高は声をかけてきた見知らぬ男と一夜を共にしてしまう。
その相手はなんと憧れのsionさん本人――詩音だった。
泣き顔を気に入った詩音から「新作ができるまで俺に抱かれてくれたら新作を一番にあげる」と言われ、流れで何度も体を重ねてしまう彬高。
ダメだと思いながらも、詩音の作家としての顔や甘えたな一面に、彬高の心は少しずつ溶かされていき──?
★初出時のカラーを完全収録!!

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Posted by ブクログ

「可愛い顔、見せてよ(詩音)」

〝Because I'm happier when you smile than when you cry.〟

Eros度★★★

おやおや。白松先生の『可愛く泣けたらぎゅっとして』、実に味わい深い甘美な一冊でございます。
美形ぬい作家・sion(詩音)と、そのファンである彬高の物語。

彬高が詩音のぬいぐるみを手に入れるため結んだ「契約」は、初回から詩音の「可愛い顔、見せてよ」という甘く淫らな欲求によって始まります。詩音は彬高の泣き顔に強く魅了され、「やっぱり、彬高の泣き顔…スゲーいいね!」と興奮を隠しません。
詩音の心情は単なる性的嗜好ではなく、相手を深く知りたいという愛情の裏返し。
最初は「慰め」のつもりだったSEXが、彬高の感情を暴き、詩音自身も心を動かされていく過程が丁寧に描かれています。
一方、彬高は会う理由を失うかもしれないという切ない不安を抱えながら、詩音に絆され、許してしまう優しさを発揮します。

印象的だったのは第4話の「だから君のぬいぐるみはこんなに愛おしいんだな」という彬高の独白と、詩音の「そういう『契約』だったろ」という誤解を招く返答でしょう。ここで二人の想いがすれ違い、関係性が大きく動き出します。
そして第5話、詩音が「あれはこれからは契約じゃなくて、恋人として付き合いたい」と告白するシーンは最高潮。「泣いてるより、アンタが笑ってる方がうれしいから」という台詞に、詩音の優しさと深い愛情が凝縮されています。

濡れ場も作品の大きな魅力です。詩音主導の激しさの中に、彬高の泣き顔を慈しむような視線が感じられ、終盤には彬高からの「きもちい…っ?詩音もかわいいな」という逆転プレイが加わることで、互いの可愛さを引き立て合います。激しすぎず、感情の機微を大切にしたソフトで濃密な描写が、白松先生らしいエロスを体現しています。

「ぐちゃぐちゃにしてやるよ」という詩音の独占欲や、「もう、急にいなくなったりすんなよ」という依存的な甘え。
キャラクターの心理が細やかに掘り下げられているからこそ、二人が結ばれる過程に胸が熱くなります。ぬいぐるみを象徴的に用いた構成も秀逸で、ファン心理と恋愛感情を見事にリンクさせています。

商業BLの魅力——洗練された世界観、心理描写の深さ、甘くも官能的な展開——を存分に味わえる作品です。詩音と彬高の関係に、きっと心奪われることでしょう。

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2026年07月18日

購入済み

いい!

人形作家?さんのしおんくん×サラリーマンのあきたかくん
あきたかくんの泣き顔にインスピレーションがわいたしおんくんと新作のぬいぐるみができるまで抱かれると言う契約からお互いにだんだん惹かれあっていくお話し♡
めっちゃよかった♡
付き合ってからの話をもう1冊分読みたい😭

#胸キュン #カッコいい #萌え

0
2026年06月08日

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