あらすじ
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自己否定をやめ、自己肯定感を育てるために
自分への愛を深めたい、自分をもっと愛し認められるようになりたい、と願う人のための本です。
今の社会に暮らす私たちの中には「もっと良くならなければ」「人より優れていなければ」という焦燥感や、周囲の目を気にして振り回されてしまう人が多いです。
プロカウンセラーとして多くの人の心の苦しみに向き合ってきた著者は、人間関係や仕事、健康、子育てなど、人生のあらゆる悩みの根本には「自己否定」が潜んでいると指摘します。
本書は、日本・米国・ニュージーランドなど多文化圏での経験を持つ著者が、社会構造的な背景から心理的なメカニズムまでを紐解き、「本当の自己肯定感とは何か」を説く一冊です。
世にあふれる一時的な高揚感を得るための手法ではなく、そのままの自分を認め、慈しむための正しい知識と基本を網羅しています。
日々の生活で実践できるセルフワークや実際に心の痛みを解消した実例、心理カウンセリングに関するQ&Aも収録。
心理学の予備知識がなくとも深く理解できる内容となっています。自己否定による生きづらさを解消し、人生の幸福度を高める具体的な指針も紹介。
揺るぎない自己肯定感をベースに、自分らしく健やかな日々を目指す人にとって、長く役立つ一冊になるでしょう。
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Posted by ブクログ
自分を責めない生き方
古宮昇
総合法令出版
自己肯定感とは、自分のことが好きと言う感じ方であり、そのままの自分を認められれる、受け入れられる、という感覚です。それはまた、今のままの自分のことが愛おしい、大切だ、好きだ、と感じられるということ
劣等感と優越感はいつも同居しており、自分自身を否定してる人は他人を否定しており、内心では「自分はその人より人間として上だ」と信じています。そして、そんな他者否定と優越感の底には、自己否定があり、癒されず未解決のままになっている心の痛みがあります
自己否定の根本には他者否定があるのです。
他者否定(多くの場合は親否定)を根本から解消することが自己否定の解消には必須です
子どものころには、親に幸せでいてほしいと願うあまり、「自分の気持ちと欲求を犠牲にしてでも、親の負担にならないようにしよう」としたり、「親が嫌な気持ちにならないよう親が求めるとおりにしよう」とした
人は、つらく苦しい経験をすると、二度とそんな思いをしたくないと思い、そのときの自分にできる最善の方法でつらい現実にたいしょするようになります
怖かったり、悲しかったり、寂しかったり、気が動転したり、ものすごく腹が立ったり、罪悪感を感じたりすると、二度とそんなつらいことにならないよう、無意識の信念をつくります。
子どもは親を愛しています。私たちは子どものころ、親に幸せでいてほしい、と心底願っていました。ところが、親が幸せでいるのではなく、苦しいけど「正しい」ことを子どもに無理やりさせようとしたり、不安から「正しい子育て」をしようとしたりするとき、子どもには親の愛が感じられません。
相手が望む通りの自分を演じる。
人の期待に応えようと努力する
挑戦せず現状維持の生き方を続ける
お金の不安から逃れられない
目立たぬよう制限をかける
将来に期待しない心をもつ
人に心を開かなければ傷つかない
明るくて強い自分だけを見せる
自分で何とかするという信念
「私がしっかりしなきゃだめだ」とプレッシャーを感じる
生きることが負担になる
成長段階にある長男・長女が、まるで親のように幼い弟や妹の世話をして過剰に面倒をみたり、不仲な両親の間を取り持ったりするなど
発達段階に不相応な重い責任や役割を担って育つ子どもを、「親の責任を担う子ども」と呼びます
親の責任を担う子どもは、責任を充分に果たせなかった、失敗したmという挫折の経験を繰り返しまsう。そして、「自分はだめな子だ」という自己否定と、自己肯定感の低さを抱えて成長します
親の責任を担って育った人は、大人になっても人のために自分を犠牲にしてしまいがちで、人を喜ばせるために無理をしがちです
愛情欲求の強い相手にかまうことで依存的にし、自分が必要とされることで空虚感を埋めようとすることも多々あります。
人間を罪悪感で押さえ付け、縛り付けることが必要だと信じています
道徳的・倫理的な「べき」は人間の本質に反している
「それに背けば愛される価値のない人間になる」と信じていますから、価値ある人間になろうとして「正しさ」にこだわるのです。
過去の心の痛みにもとづいた無意識の信念があると、人との関わりで不安と恐怖、悲しみ、怒り、重荷、などを感じる事になります。その原因は考えすぎることではなく、心の痛みにもとづく無意識の信念というレンズを通して物事を見るため、現実が正しく見えていないこと
劣等感と優越感は同居します
自分を責めてしまう、自己肯定感が低い、自信がない、自分を好きになれない、と悩む人は、隠れた優越感が強く、人のことをしょっちゅう批判したり見下したりしています。
自分自身について無意識の罪悪感を感じている特性を他人が見せたとき、その人への批判心や軽蔑心が湧くのです。
その信念を一歩ずつ変えていくために、人が優しさや心遣いを提供してくれたときには喜んで受け取りましょう。そのとき喜びや感謝の気持ちを感じながら受けておることがポイントです。それを繰り返すたびに、「自分は人の優しさや思いやりを受け取る価値のある人間だ」と確認することになります
①人とのつながりを、無理のない形で体感する
②良い体験を、体でしっかり味わい、心に刻むこと
怒りの感情は悪いものでも危険なものでもないし、敵でもない
怒りは私たちを守るための大切なサイン
人との関係で怒りを感じたり、“NO”を言いたくなったときに丁寧に断ったり、居
心地の悪い場から離れて自分を大切にしたりすることも、自己肯定感を育てる、重
要な一歩
③人にただ優しさを提供する
自己肯定感の低い人は、人に無条件で良いもの・ことを提供することが苦手で、何
かを提供するときに見返りを期待しがちです。
「人にあげると自分の分がなくなる」、という根本の思い込みがあるから
「この人が喜ぶから」、「この人に必要だから」という理由だけで、自分が嫌ではな
い範囲で人に何かを提供すること
思いやりは、「自分の心と体がぎゅっと縮んだり、硬くなったりしない安全な範囲」
で行うもの
楽しいこと、ワクワクすること、心地よいこと、ほっとすることをしましょう
④自分の長所をほめるのではなく、自分に感謝する
関わった人たちに具体的にどうプラスになったかをたくさん書き出し、そんな貢献
をしたことについて自分に「ありがとう」の言葉をかけましょう
⑤自分を責めず自分に優しくする
どんな自分も責めないこと、自分が自分に優しくすることは、とっても大切
⑥プロのカウンセリングや心のセラピー(心理療法)を受ける
内なる傷ついた子どもを癒すワーク
①内なる傷ついた子どもを感じる
②優しく言葉をかける
③その子は何が得られなかったのかを感じる
④うちなり傷ついた子どもの気持ちを満たし、癒す
セルフワークのしかたP164
内なる傷ついた子どもを癒すワークから学べる大切な智慧として、どんな感情も大切なものだからジャッジせず大切にすることと、子どものときにつくった信念に気付く、ということの二つがあります
「自己肯定感を下げて心の重荷になる信念は、子供のころにつらく苦しい経験をしたときに形成したもので、今はもう正しくない」
「あの悲しい出来事は終わったよ。よくがんばったね。もう今はあのときとは違うんだよ」