あらすじ
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待望の復刻! 五味太郎の名エッセイ集。
1997年に刊行され、多くの読者の心をとらえた五味太郎のエッセイ集『そういうことなんだ』が装いも新たに再登場。
なんとなく複雑で、なんだか難しく見えるこの世界。けれど、複雑にしているのも、難しくしているのも、人間のやること。その“やること”をすこしすっきりさせれば、世界だってすこしすっきり見えてくる――そんな五味太郎の視点で綴られた52のエッセイ。
スマホもSNSもなかった時代に書かれた言葉なのに、人間の本質を捉えるまなざしとユーモアは、むしろ今の時代にこそ新鮮に刺さり、響きます。考えすぎて疲れたとき、立ち止まって物事を見直したいとき、ページを開けば、肩の力がふっと抜けるはず。子どもから大人まで、読む人それぞれの「そういうことなんだ」が見つかります。
少しの加筆訂正をほどこし、祖父江慎のアートディレクションによって現代の空気をまとった新装版。変化の激しい時代だからこそ、手元に置いて何度も読み返したくなる一冊です。
(底本 2026年3月発売作品)
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Posted by ブクログ
そういうことなんだって思えれば、楽になる。
まず見た目がとてもタイプ!
独特なフォントとレイアウト。大きくてわかりやすい文字と、ゆる~い五味さんの挿し絵のコントラストが見ていて楽しい。本体のコンクリートのような色合いも無機質で好き。
読むのはもちろん、飾りたい!と思って購入。
母が五味太郎さんの絵本が好きだったので五味さんの本が家にたくさんあった。
柔らかく、でも少し毒のある絵も好きだし、五味さんフォント(手書きの文字)も好き。
よく読んでいたのは『正しい暮らし方読本』。
幼いときは文字が読めなかったり、読めても意味がわからなかったりして、全てを理解できていたわけじゃないけど、絵がたくさん描いてあって眺めているだけでも楽しくて愛読していた。年齢が上がって再読すると「こんなこと書いてあったんだ?」と細かい皮肉やニュアンスも理解できるようになり、新たな発見があって、二度も三度も楽しんでいた記憶がある。
いま、読めない文字はない(はずだ)けど、昔は考え方が未熟で理解できなかったことを、歳を重ねていろんな考え方ができるようになって理解できるようになるのと少し似ているな?
五味さんの絵と文字を見ると自然と暖かい気持ちになる。岡山土産のきびだんごのパッケージを見てもにこにこしちゃう。
それは、小さい頃の読書体験があったから。
いろいろなテーマに対して五味さんの解釈が書かれていて、わかる!というものや、そうかな~?それは強引なんじゃないかな~?というものもあって面白い。
無駄な装飾を全て削って、本質だけ残して解釈している。
一般的にウダウダと考えられているようなことは、実は付属品や装飾であって、もっとシンプルに考えてもいいんだよなあと思わせてくれる。そうすれば、もっと物事はわかりやすくなるし、悩みから開放されたりするのかも。
特に好きだったのは、
・働くということ
・怠けるということ
・相談するということ
・ボーッとするということ
の4つ。
相談する、といいつつ、相手に意見は求めていないのです。話を聞いてくれて、「大変だったね」の一言をいただければ満足なんです。
大人になると話す相手が固定化してくるのも、「この人ならわたしが欲しているリアクションを取ってくれるであろう」、「この人なら欲している言葉をくれるだろう」、と期待しているからなんだろうな。自分よ、そういう存在は本当に大切にしたほうがいいよ?
どうぶつ占いではコアラのわたし。“ボーッとする”時間が本当に必要だから、“ボーッとする”のは何もしていないんじゃなくて、“ボーッとするをしている”のだと書かれていて、本当にそうなのよ、と激しく同意。
別に、他人に理解してもらえなくてもいいけど、どうか、“ボーッと”している時間にケチはつけないでいただきたい!(ドーーーン!)