【感想・ネタバレ】目撃証言 ヘヴィ・メタルの肖像のレビュー

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Posted by ブクログ

メタル好き以外は読んでも仕方が無い本です。

ヘヴィーメタルから気持ちが離れて幾星霜。でもメタルスピリットは今でも僕の心の奥底に燻っています。
そもそも高校に入るまで全く音楽に無縁でありましたが、一気に音楽デビューを果たした僕は小遣いはほぼCDに使いまくりました。その時はジャンルなんて全然分からないので、渡辺美里、TMネットワーク、ジョンレノン、エルトンジョン、ボンジョヴィ、ヨーロッパ、クリーム、Bz、、徳永英明。何でもかんでも聞きまくり、CD屋さんで質問したりしてとにかく音楽音楽でした。
そんな中、友人宅で聴いたボンジョヴィのニュージャージー、ヨーロッパのファイナルカウントダウン、ハートのブリゲード、バウワウのマウンテントップ。色々なハードロック、ヘヴィーメタルに触れてその美しさ、かっこよさに開眼しました。
そして当然のごとくメタル専門誌BURRN!を買い始める訳であります。今となっては疑問符が付くクロスレビューでの点数を大いに参考にしてCDを買っていました。その中で名誉職のように別扱いでいらっしゃる伊藤政則氏。事情はよく分からないながら、どうもとても影響力が強い人らしいという事は分かりました。
そんな伊藤氏が、40年余り関わってきたロック、ハードロック(HR)、ヘヴィーメタル(HM)の現場で見てきた素顔のミュージシャンたちを書いてくれています。美化されている部分も有るのかもしれませんが、非常に憧れたバンドがスッと身近になるような、生身の人間として懐かしく思えるようなそんな素敵な本でした。
LAメタルは好みではなかったのですが(HMにも派閥があります)今となってはモトリークルーとか懐かしくて涙が出そうです。ジューダスプリーストとかアイアンメイデンとかは人気バリバリですが、リジーボーデンとかポイズンとか影も形もありませんね。

そんな中で今でも人気のボンジョヴィとメタリカは凄いです。ニルヴァーナが登場した時の世の中のHRHMからの潮の引きようを憶えている身としては感無量です。英米のロックがどんよりとしている時にも、HRHMはメロディアスでキラキラしている音が溢れていました。そして日本はそのメロディアスロックの受け皿として長らく活躍する事になります。日本でしかCDを出せない優れたバンドが目白押しの90年代でした。そんな時代にもひたすら小さな火をともし続けたのがBURRN!でした。
ただ、この雑誌の一番の功罪は、点数でCDの売れ行きが大幅に作用し過ぎて、小さなマーケットなだけに影響力が大きくなり過ぎたという事があります。実際低評価だったアルバムが個人的には超名盤だったり、やたらと点数高いのにイマイチだったりとさまざまでした。結局は聴いて自分で判断すべきだというのが結論と相成りました。
ちなみにボンジョヴィは90年代初頭から心が離れ、子供の聴くもんだぜなんて斜に構えて遠ざかっていました。でも最近聞くと良さが身に染みるんですよね。大らかでメロディーも良くて、聴いていると心が解放されていくのを感じます。もっとちゃんと聞き続けていればよかったなと後悔しています。ずっと一緒に歩いていけるバンドってそんなにいないですから。

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2019年10月17日

Posted by ブクログ

素晴らしいの一言。ビジネスのためではなく、日本のリスナーたちに素晴らしい音楽を届けようという一心で、79年からがんばってもらっているマサ・イトー。
どのエピソードもメタルファンなら「おれも、その場にいたかったー」と思わせる内容。
中でもマイケル・シェンカーとランディ・ローズの話など鳥肌立ちっぱなしですよ。
続編読みたいー。

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2016年11月26日

Posted by ブクログ

21日(日)
留守中に配送され、慌てて郵便局へ受け取りに行ってきた。

80’s に HR/HM で青春を謳歌した全ての人に捧ぐ!!!

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2013年07月31日

Posted by ブクログ

70年代後半の空気感は、リアルタイムで経験していない者にとっては、とても貴重で、興味深い。

当時のチケット、チラシ、コインなど、よく取ってあったなぁと感心。アーティストとの写真も微笑ましく、政則氏の怪しさを引き立てる(笑)

この夏に続編が出るとのこと。楽しみ。(800)

[more]
(目次)
1979 in London ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル
ジューダス・プリースト
オジー・オズボーン
マイケル・シェンカー
スコーピオンズ
アイアン・メイデン

1981 in LA ザ・ロサンゼルス・ヘヴィ・メタル・リポート
ラット
W.A.S.P.
ガンズ・アンド・ローゼズ

1989 in Moscow モスクワ・ミュージック・ピース・フェスティヴァル
ボン・ジョヴィ
エアロスミス
メタリカ)

夢の飛行

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2018年10月12日

Posted by ブクログ

中高生の頃マサのような音楽評論家になりたいと思っていた。初めて読んだ話もわりと多く、単なる自慢話になっていないところも読みやすかった。そして藤井ユカさんの話が出てきたところは興味深かった。最近聴いていなかったバンドのCDを引っ張り出したくなる。

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2014年03月02日

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