【感想・ネタバレ】スタンフォード式 自分をいたわる人がうまくいくのレビュー

あらすじ

「優しさ」は、自分と組織を守るための知略である。
――シリコンバレーの新潮流。スタンフォード大学認定アンバサダーが教える、燃え尽きを防ぎ、生産性を高める「コンパッション」の技術。

・毎日一生懸命がんばっているのに、なぜか疲れが取れない
・周囲に気を遣いすぎて、自分自身がすり減っていると感じる
・「人に頼る」「助けを求める」ことが苦手で、つい一人で抱え込んでしまう
・メンタルヘルスの重要性は理解しているが、具体的なセルフケアの方法がわからない

いま、20〜79歳の男女の約78.3%が「疲れている」と感じており、特に現役労働世代のメンタルヘルス対策は急務となっています。
こうした中、マサチューセッツ工科大学(MIT)やスタンフォード大学で効果が検証され、欧米のビジネス界で注目を集めているのが「コンパッション(思いやり、慈愛)」という概念です。

コンパッションとは、単なる「エモさ(感情)」ではなく、困難に直面した際のストレスを軽減し、個人の幸福感とパフォーマンスを向上させるための「行動の力」のこと。

著者は、シリコンバレーの大手半導体企業の人事部に15年間在籍し、ワークエンゲージメント向上によってCEO賞を受賞した実績を持つ鈴木亜佐子氏。
自身も過剰なストレスから体調を崩した経験をきっかけに、脳科学とコンパッションに出会い、現在は日本で唯一のスタンフォード大学認定アンバサダーとして活動しています。

本書では、科学的根拠に基づき、自分をいたわるセルフコンパッションの5ステップから、組織に優しさを根付かせる「仕組み」としてのリーダーシップまで、具体的な実践方法を体系的に解説します。

【こんな方におすすめ】
・ストレスフルな環境で働き、心身の消耗を感じているビジネスパーソン
・チームの燃え尽き症候群を防ぎ、持続可能な生産性を追求したいリーダー・経営層
・科学的根拠に基づく、信頼性の高いメンタルマネジメント手法を学びたい方

【本書で得られること】
・科学的なストレス対処術: スタンフォード大学等の研究に基づく、根拠のある心の整え方がわかります 。
・ステップ「BRAIN」の実践: 5つのステップを通じて、日常の中で「今ここ」に戻り、自分をしなやかに回復させる習慣が身につきます 。
・人間関係の質の向上: 家族や同僚との関係に「優しい設計(コンパッション)」を入れることで、お互いに疲弊しない関わり方を構築できます 。
・本来のパフォーマンスの発揮: 精神的な余裕を持つことで、創造性や生産性を最大限に引き出せるようになります 。

この本を閉じた瞬間から、自己犠牲に消耗する日々は終わりです。
自分も周りも疲弊しない『持続的な働き方』の第一歩をここから踏み出しましょう!

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Posted by ブクログ

コンパッションとは、自分にも他者にも優しく現実的に対処する方法
自分や誰かのつらさに気づき、それを少しだけ減らすための“現実的な行動”を選ぶ力

「大丈夫です」と反射的に言う前に、一呼吸置けるようになる
頼ったり任せたりする罪悪感が、少しずつなくなっていく
同僚や部下への声かけで、「何をどう言えばいいか」迷いにくくなる

「相手を思いやること」と「自分を削ること」は、似ているようでまったく違います。本当の優しさとは、自分も相手も大切にする力のことです。

努力だけでなんとかしようとせず、苦しみを増やしている前提を取り除くこと。そのための、現実的で再現性のある視点を手に入れることです

ブレーキとアクセルを同時に踏んだまま街中を走っている状態です。エンジンはうなり、燃料は減るのに、思ったほど前に進まない

「早く対応しないと」「もっとがんばらないと」。努力のアクセルと踏むほど、内側では不安というブレーキも強まる。過剰比較と自己否定の小さなループが、ッ頃の底に流れ続けます

ループが続くと…
燃え尽き(バーンアウト)
インポスター感。実力があるのに「自分は過大評価されているのでは」と感じる心の癖

心理学の知見から見ると、その背景には「条件付きの自尊心」、いわば「事故証明欲求」と言える働いがあります

計画的に休む人ほど、長く、安定して成果を出し続けます。

回復の時間は余計な贅沢ではなく、未来の生産性を保証する投資です。
「今日はここまで」と線を引く。昼に5分、呼吸を整える。仕事を区切って少しだけ人に頼る。

共感とコンパッションの違い
共感は、認知と感情の2つ
コンパッションは
1認知 状況を理解する
2感情 相手の気持ちを感じ取る
3意図 苦しみを軽くしたいと願う
4行動 実際に「一手」を置く

自分をいたわる=甘やかし」という思い込みが根強い

内なる抵抗”を弱める3つの手当て
1自己批判「もっとがんばれ」「なぜできない」と自分を追い込む声
成果を見直す、一歩進めるとしたら何?と問いかける、批判ではなく前進の言葉にシフトする
2孤立感「自分だけが遅れている」「誰にも頼れない」という感覚
この部分だけ助けてください」と短く伝える、みんなへ行きそうに見えるけれど、水面下では必死なのかもしれない」と想像する、「抱え込むより、早く相談するほうがチームのためになる」と視点を変える
3反芻終わったことを何度も思い出し、前に進めない状態
「考えて解決すること」と「考えても仕方ないこと」を分ける、心配ごとは紙に書き出して、いったん脇に置く()ジャーナリング、今日はここまで」と声に出してパソコンを閉じ物理的にモードを切り替える


限界が近づいた時、小さく頼る
自分を責めそう、今日はここまで、線を引く
朝市重たい案件、最初の5分だけ、小さく着手
息が浅くなっている、ゆっくり3回呼吸、
失敗したとき、誰でも間違える、次に活かす一歩は何か

気持ちではなく行動として実践する
BRAIN
B今ここに戻る
R感情に気づく
A感情を許す
I探る
N育む
P62

Be Present 今ここに戻る
90秒呼吸 体に錨を下ろす
ボックス呼吸で緊張感を「集中」に変える 4秒すってとめてはいてとめて
生理的な溜息でパニックを鎮める
五感をたどる
視覚5つ意識触覚4つ感じる聴覚3つ聞く嗅覚2つ嗅ぐ味覚1つ口にする

Recognize 感情に気づく
感情に名前をつける ラベリング
そう感じるのは自然なこと この気持ちもここにいていい
刺激と反応の間に「余白」をつくる

感情に気づくための心構え
1結論を急がない勇気ネガティブ・ケイパビリティ
曖昧さの中に短くとどまる
2脆さヴァルネラビリティを認める勇気
 
Allow 感情を許す
コンパッション・フォーカスト・セラピーCFT  自分をいたわることにためらい
慈悲の脅威
こう感じるのは自然なこと。ここにいていい
ネガティブな感情に名前を付ける

investigate探る
本当の声を聞く4つの問い
感情 investigateの問い探る問い 肯定的欲求 小さな行動

Nurture育む
7つのセルフケア
体、思考、感覚、感情、つながり、創造、芯(価値観)

睡眠
光をコントロールする
体温リズムを整える
寝床を「睡眠の場所」に限定する

脳を休ませる時間をつくる
1頭の中を書き出す ジャーナリング
2自分への声掛け
3音や香りを使い感覚を通じて脳を休ませる

健全な境界線(バウンダリー)を持てる人ほどレジリエンスが高く、ストレスからの回復も早い

アートセラピーの研究
音楽活動の研究
創造性とレジリエンスの関係

相手の感情に小さな椅子を出しながら、自分の椅子も守ること

頼った側 安堵と信頼が生まれる
頼られた側 頼られたことで“貢献感”が生まれる

優しさを「仕組み」に変える技術
1気づく 人の小さな変化に目を留める
2意味づける 怠けている」ではなく「何か抱えているかもしれない」と考える
3共感する 感情の椅子を出し、小さな行動と結果の受容を一緒に探す
4行動する 相手の責任を尊重しながら、負担を確実に軽減させる一手を打つ

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2026年05月11日

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