感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年08月26日
結論から申しますと青年×幼女好きは迷わずに買え。
特に「ある一点を除いて社会不適合者な青年と無表情な幼女の組み合わせ」が好きな方はそれだけで買って損なしと自信を持って断言できます。
バッドエンドしか書けない小説家と天使のリュックサックを背負った幼女の出会いから始まるサスペンスストーリー。一巻時点で...続きを読むは物語の全体像が見えて来ず謎ばかり。ですが掴みと引きは相変わらず物凄くあります。
「魔王」から引き続き踏襲されている見開きを使った派手な演出も健在。
人物の顔アップ→引く→全体を映すというカメラ的視線で衝撃を盛り上げる。
主人公・佐藤がピンチを切り抜ける為の武器とするのは小説家ならではの発想力(というか妄想力)。
バッドエンドしか書けないという己のコンプレックスを逆手にとり、「どうすれば相手を不幸にできるか」と頭脳をフル回転させる。見開き2ページを使ってその思考が小説風に記述されるのも実験的で面白い試み。
ただ、キャラがやたらと「最悪だ 最悪だ 最悪だ」と繰り返す所、基本ハッタリと詐術頼みで逆境を打破していく展開など、「魔王」からずっと引き継がれるデジャビュを感じますね……。
この作者さんの売りといえば売りなのでしょうが、初のオリジナル連載作品でも伊坂幸太郎ベースな世界観ではあるので、そこが好みが分かれる所かもしれません。
ヒロイン(?)のえりは文句なく可愛いです。
著者いわく子育て漫画らしいですが、根暗で不器用でひねくれものの青年とワケあり幼女の疑似家族ものとしても凄く上質な仕上がりになりそうで期待してます。
Posted by ブクログ 2013年02月02日
『魔王』『waltz』から読みイラストも物語も良かったので購入。バッドエンドしか書けない小説家と世界の命運がかかった少女による子育て物語の始まり。※ただし、血みどろ。
Posted by ブクログ 2012年12月14日
大須賀めぐみさんの最新コミック。
大須賀さんの残虐的描写は、画力の高さで引き込まれてしまう。
先が読めない展開で面白い。登場人物が何者なのか謎ばかりで、次号が楽しみ。
Posted by ブクログ 2012年12月12日
大須賀めぐみの新作。帯に偽りなしの予測不能なストーリー展開でした。週刊誌連載じゃないのが辛い!この先どうなるのか全く想像ができません。早く続きが読みたい作品です。
漫画の冒頭から強烈なインパクトがあり、読み進めていくうちに目が離せなくなりました。全く先が読めず、息をするのも忘れそうになるぐらい釘付けになります。お話の壮絶な世界観もさることながらスピード感もあり、驚愕しました。
Posted by ブクログ 2015年11月20日
暗い話を描くのが上手だな~。
地の底で這いつくばるような生き方をしている人たちというか。
まだまだ登場人物たちの謎が多くて、続きが気になります。
Posted by ブクログ 2015年02月14日
鞠山親子が出てきてからが作者の本領発揮という感じ。
未読でこれから手をつけるなら数巻一気に読んでほしい。
当然のように暴力描写も多数なのでその点だけ苦手な人は注意か。。不死身キャラもいるので…
Posted by ブクログ 2013年04月29日
「魔王」「Waltz」と伊坂氏原作の漫画を描いてきた大須賀さんのオリジナル作品。どんなものを描くのかなーと思っていたけどまた血みどろだよ!
バッドエンドしか書けない小説家・佐藤忍と感情を押し殺した少女・エリが、世界を救うために行動する話。
佐藤先生の「相手のバッドエンドを考える」という戦い方が面白い...続きを読む。この先この手が通用しない相手も出てくるのかな。
エリちゃんが世界の命運を握ってしまったのは何故なんだろう。何か理由があるのか、無作為に選ばれただけなのか。これも気になるところ。でも今はとりあえず、くしゃみするエリちゃん可愛い。
Posted by ブクログ 2013年03月18日
バッドエンドしか描くことの出来ない小説家が、世界を救うために対立する相手の不幸なばっとエンディングを考える漫画、って、設定が面白い。これまで原作付き漫画を描いてきたけど、なんだか才能が開花したんじゃないかという感じ、最期まで楽しみに読んでいきたいですね
Posted by ブクログ 2012年12月20日
これから始まる物語は退屈な作り話ではない。
本当に面白い悲劇的な物語。
作品から引用したものですがほんとそのまんまです!
「どう考えてもバッドエンドにしかならない」
それが主人公、佐藤忍。人気小説家。
そんな彼が突然、世界の命運も持つかもしれない少女リサと衝撃的な出会いをする。
ここから彼の物語...続きを読むは本当に始まった。
大須賀先生曰く子育て漫画らしいですがそんな生ぬるいものではありません。
予測不能。
衝撃的。
次のページが想像と違いすぎる。
今までにない主人公。
刺激的な作品が好きな人におススメ。
次巻も予測不能。
Posted by ブクログ 2013年01月13日
。『魔王』と『Waltz』の人。ここからどうやって子育て漫画になるのか…。楽しみ。まぁ、あの状態でおにぎり(のりまでついてる!)+卵焼きにウインナーなんだから大丈夫なんだろうな。あ、バッドエンドしか書けない小説家と世界の命運を担う少女の話です。先生を守ってあげたいっていうエリちゃんがいじらしくてかわ...続きを読むいい。そして自称・太宰くんがときどき潤也くんに見える。いっちゃってる感じがかな…。
この作者は伊坂幸太郎の作品のコミカライズが多いが、この作品も伊坂幸太郎っぽい雰囲気が溢れている。冷酷でドライで思い入れが少なくて、しかしユーモアやペーストがある という点は非常によく似ている。しかしこの作品、不必要にグロテスクなシーンが多いような気がする。読んでいて嫌悪感を催すような場面が多い。
ストーリー自体は比較的よくあるパターンだが、その見せ方が斬新。
小説とリンクしているかのような書き方は新しく、面白い。
が、なんというか…、ちょっとあざとさを感じてしまう。
斬新さを追うばかりで、その手法に頼り切っていて肝心のストーリーが結構凡庸というか…。
主人公にしても、不幸...続きを読むだとは言っているが、やはり世間一般では成功者。
売れている以上、どれだけ不満を漏らしても共感しきれない。
それこそ、「闇金ウシジマくん」に出てくるような人たちからすれば、贅沢な悩み以外の何物でもないだろう。
また、どれだけ売れていても一作家の名前や顔を一般人が良く知っているという事も、実際はまずないだろう。
街を歩いている若者10人に「湊かなえ」の名を出しても、そうそうピンとくるもんではないと思う。
このあたりも、小説家を立て過ぎて違和感がある。
マンガの見せ方の新しい手法なのは認めるが、個人的には作者自身がその策に溺れているという気がして、あまり好きになれないかな。