【感想・ネタバレ】空色勾玉のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ購入済み

中学生の頃に

匿名 2024年02月07日

中学生の頃に読んで衝撃を受けました。勾玉三部作は本当に超傑作と言えるでしょう。全国の図書室に置いてほしい、そして読んでほしい。

#ドキドキハラハラ

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月27日

~日本神話×セカイ系ファンタジー児童文学~


 上橋菜穂子さんの香君を読んだらファンタジーに飢えてしまったので、勾玉シリーズを読んでみようと思う。


 まず「これが児童文学!?」と驚いた。本を開くと文字がぎっしりで日本神話を下敷きに場面転換も多い。でも子供でも楽しめるくらい面白い!どの登場人物も...続きを読む魅惑的。このシリーズを子供の時に夢中になって、あれ気がついたらオタクに育っていましたって読者、絶対たくさんいるでしょ…(私は上橋菜穂子さんの作品で立派なオタクになりました)子供期に面白いファンタジーの味を知ってしまうと、大人になっても無性に貪りたくなってしまう方はたくさんいるはず。そのくらい引き込まれるストーリーでした。


 輝(かぐ)の大御神の子である照日王は女性で勇ましく周囲を焦がすような気迫がある。強く逞しく、男性性を一身に背負ったようなキャラクター。これが太陽か…。そのせいか、弟君の月代王と稚羽矢はどこか中性的な印象。初登場で少女に見紛われ、終盤で女装、動物になる夢をみる、どこかつかみどころがない…と稚羽矢のキャラ設定は子供読者に性癖を植え付けてしまいそう。私は鳥彦が好きだけど。アニメ映画化しても面白そうだけど、石田彰さんの取り合いになりそう(稚羽矢・月代王・鳥彦どのキャラも合いそうだ)。個人の感想です。
 
 自然の描写が美しい。愛馬の明星に乗って駆ける場面、科戸王が摘んだ見舞いの花、凍えるような雪の冷たさ、狭也が豊葦原をいとおしく思う気持ちが、稚羽矢が輝の一族の持つ不老不死の力、変若(おち)を捨てる気持ちがわかった。
 そんな移ろいゆく世界と好きな人を守るべく、「世界の危機といえるような状況に、運命で結ばれた若い男女が関係を築きながら立ち向かう」という点でどこかセカイ系ぽさを感じた。
 最後に羽柴の両親との再会が示唆されたのが心底嬉しかった。老いだから仕方ないと思われた岩姫さまは少し無念だけれど…


 少し母性信仰や性役割を是として描いてるようにも思えて、そこは少し居心地が悪かった。


0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月15日

ジャンルとしては日本ファンタジー。
時代は古事記に書かれてるような、神様と人が近くにいた頃です。

神様や鳥を操る少年、精神を動物に移せる青年などファンタジー要素があって、ワクワクしました。
でもメインは女性主人公の活躍で、そこがとても楽しめます!

ファンタジー要素はあるのですが、魔法でなんでも解...続きを読む決というふうにならないのが面白いところです。
主人公が悩み、問題に立ち向かい、時に危うい方向へ進んだり、目の離せない主人公でした!


0

「SF・ファンタジー」ランキング