【感想・ネタバレ】なぜ男は救われないのかのレビュー

あらすじ

オバマ元大統領が選んだ2024年夏のおすすめ書籍

右派も左派も間違い続けてきた!?
最新のデータが明らかにした、欧米の男性たちに課せられた苦境の数々

・大学進学率は女性の方が高い
・女性の賃金は上昇しているが、男性の賃金は下がり続けている
・絶望死の3分の2は男性
・男性への社会的支援の効果は限定的
etc.

「有害な男らしさ」でも「弱者男性」でもない
現代に生きる99%の男性のための、実践的で革新的な3つの提案。

フェミニズムの問題は「行き過ぎた」ことにあるのではない。
「いまだ十分に行けていない」ことにある。

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Posted by ブクログ

ずっと気になっていたやつをやっと読めた。めっちゃ興味深かったし、脳みそがびりびりして痛気持ちいやつだった。
特に黒人男性は危機的な状況に追い込まれやすく、そのデータなども示されていたのだけれど予想以上に悪いデータだったし、そんなに黒人への差別が激しいのかということと、黒人の”男性”は男性性の持つイメージの悪い方を付与されがちだということもけっこう落ち込んだ。
また『男はなぜ孤独死するのか』でも書いてあったけれど、やはり生得的な特徴(当然個人差はあるものとして)を無いことにした状態で教育などの制度が作られていることでそこに適応できない男性がいるというのはやはりかと納得もした。
子どもの発達には環境要因もあるが生得的な要因も相互に作用しあっている。そのことは左派が否定しがちだが(環境要因のみを認めるということ)それこそが間違いであるという指摘だった。
そしていくら教育の場で男女の平等、場合によっては女性のほうが成績がよかったり、進学率が高いとしても労働の場ではそれがないことにされてしまうのはけっこう共通しているんだなと思うなどした、
また読んでいて(まあ、日本はまだそこまで進んでないんだけどな…)と悲しくなってもきたので今すぐにでもどうにかしてほしい、女性差別を是正するとともに困難な状況にいる男性へのサポートもちゃんとしてほしい。このまま男女で分断が進んでも何もいいことはない。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

男を救うことも、社会のために必要。

様々な法整備や補助がなされ、女性の社会進出や給与上昇が増えている一方、男性や男の子で困る人も出ている。本書はアメリカを中心に、豊富なデータにて男性や男の子の困難さを伝えていく。教育、仕事、家庭を軸にした、膨大なデータ量と本書の厚みに圧倒された。とかくこうした話はイデオロギーや感情が先行してしまう中、圧倒的なデータで現状を訴えることで非常に勉強になることが多かった。

著者は女性を救うことと男性を救うことは両立でき、それが社会にも良い影響をもたらすと訴えるが、全くもってその通りと思う。
また巻末の訳者による解説で日本の状況や、本書内容の課題にも触れており、とても充実した内容と感じた。

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2026年03月27日

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