あらすじ
占い師である美冬は、月に一回「月間リーディング」という占い動画をSNSで配信しつつ、対面でも客を迎え入れている。ある日、宮前という男が美冬の占いにやって来た。不安そうなまなざしですべてを当てろと絡む宮前のことを、なぜか数日後も忘れられない美冬。宮前は宮前で、美冬の占いに安心感を覚え通うようになる。しかし宮前は、ある衝撃の秘密を抱えていて……。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんとも捉えどころが無いようでいて、じんわりと恋の気配のする不思議な恋愛小説だった。
カード占いの美冬のもとを客として現れた
時間を無視する宮前。
老人ホームの仕事の稜星が宮前と分かると、この物語にやっと入って行けるようになる。
秋山稜星の特異性が不思議と美冬の感情に存在感を増し、もどかしいような恋物語は何故か初々しく感じられてしまう。
超正気、面白い小説だった。
Posted by ブクログ
スピ女とヤバい男の退屈な恋愛話かと思えば、男の抱えた秘密が明かされる後半の暴走が凄まじい。どうやら「超正気」っていうのはつまり「全く正気じゃない」ということらしい。
あまり類をみないイカれたラブ・ロマンス。
慣れるのに時間がかかるが、慣れてしまえばリズム良く感じる個性ある文体も味。
Posted by ブクログ
まさかのラブロマンス!!
ストーリーはありきたりな王道ラブロマンスなのに、本当に言葉選びがすごい。
歌を聞くようにスルスル読めるのに、時々息がとまりうずくまりそうになる文章が混じっている。
ボウルに山盛りの甘い甘い砂糖を大きなスプーンで食べていたら、中にガラスの破片が混じっていたような読書体験だ。装画も良かったです。