あらすじ
木を伐った。道を作った。鶏を飼った。野菜を育てた。囲炉裏を作った。カマドを作った。丸太小屋を建てた。サウナ小屋も建てた。横に風呂まで作った。──電気もガスも水道も無い広大な雑木林に入植した一人の漫画家が、男のロマン溢れる居住空間を作り上げるまでの数年間を綴った驚愕の記録!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大体人類というものは昔はこのような生活をしていたもの、なぜこのような生活が現代人にとっては贅沢なものになってしまったのか考え直す良いチャンスなのかもしれない。
良い生活、楽しそうだと思うがやはりこの現代社会の便利さを満喫してしまうとなかなか抜け出す勇気がわかないこの本を読むことによって自分体験を妄想するのが関の山、今の自分にはとてもまねできないうらやましい。
Posted by ブクログ
いい、とにかく、いい。
方法とか手段とか成果物とかは、それぞれの嗜好による部分があるだろうけど、この大量消費社会への姿勢が、日頃自分が感じているもやもやした部分を一刀両断していて、読んでいて気持ちよかった。
人は、「目に見えない物」の価値を量るものさしとして「情報」をつくりだした。そして「情報」に価値を代替させることによって、奇しくも、同じく目に見えない「感性」までも情報に置き換えてしまった。
そんな現代社会に、どこぞの建築家大先生のように「一石を投じる」然とした態度を示すでもなく、等身大にどんくさく、でも大胆に対峙している著者の姿が、とても好もしい。
Posted by ブクログ
アウトドア好きな人なひとは気に入ると思う。便利を追い求めるよりも自分でなんとかできる範囲やってく方針はとても共感できる。雑誌連載なので内容は軽い。ハードカバーだが、軽くて分厚い紙。価格に見合うかといえば微妙。
Posted by ブクログ
都市のメタボ生活から一念発起して、福島県南部の原生林開墾を始めたマンガ家の日記。内容としてはほぼログハウスを建てるノウハウとなっているが、マンガ家だけに挿絵が上手で分かりやすい。
120万円でログハウスを一棟建てて、その後にどんどんウッドデッキなどを拡張していく様子は読んでいて面白く、自分でもやってみたくなる。
Posted by ブクログ
憧れるーっ!
自分も家を建てたいと思っているので、興味を持って購入したが、いやはや多大な苦労があり、その対価として大きな喜びが得られるのだ、ただ興味だけでは始められない、強い覚悟を必要とする事をひしひしと感じました。
福島県の、多少は震災の影響もあると思われる土地ですが、これからも新たな挑戦を私たちに続編としてお届けしていただけることを期待しています。
Posted by ブクログ
「四半世紀以上机の上で漫画しか描いてこなかった男」である著者は、47歳の時、思い立って山を買い、経験も無いまま自給自足の生活を始める。
表紙を開いた途端、数々のカラー写真で見られる著者の生活ぶりにはぶったまげる。
素人のおっさんが、ほぼ独力で山の中に居住区を開墾し、丸太小屋を建て、サウナ小屋まで自作している。鶏小屋を建てて鶏を飼い、鶏が産む卵を食べ、時には鶏も絞めて食す。
漫画家ならではのコミカルで緻密なイラストと共に、軽快に綴られる山暮らしの奮闘記に引き込まれる。
著者が、丸太小屋作りの醍醐味にどっぷりとハマっていく姿、初めて鶏を絞める時におっかなびっくりしている姿に、読んでいる自分も一緒になって興奮する。
ギャグ漫画を読んでいるような感覚で笑いつつ、全体を通しては、人間のあるべき生活とは何ぞやーと深いとこまで考えさせられる一冊。
Posted by ブクログ
またHONZレビューにやられてしまった・・・。
山買って、自給自足に挑む、漢のハナシ。
山を整備し、小屋を建て、鶏を飼って卵を取り、野菜を作り、サウナを作ったそうだ。自給自足には意外な悩みもあるようで・・・確かに、鶏の数だけ卵が毎日増えるのはキツいかも(笑)
それだけでも充分面白いのだけれど、ライフラインをどうしたのか?トイレは?普段の風呂は?冬でも外で料理するの?小屋の間取りは?とかとか、知りたいことが山ほど沸いてきて、ちょっと消化不良。。。
Posted by ブクログ
イラストが豊富で,読み物としては面白い。
ただ,DIYが本格的すぎて
一般人がマネをするのは難しい。
DIYというよりも,入植,開墾という感じ。
Posted by ブクログ
脱社会して、スローライフに身を投じた体験記。スローライフの構築の仕方、大変さ、男としてのロマンが描かれています。
筆者の決断力と実行力に感服です。
そして、山籠り生活をすると決めて、ついてきてくれる嫁さんがすごすぎる!!
憧れのような、自分ができるかどうか…