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Posted by ブクログ
いい、とにかく、いい。
方法とか手段とか成果物とかは、それぞれの嗜好による部分があるだろうけど、この大量消費社会への姿勢が、日頃自分が感じているもやもやした部分を一刀両断していて、読んでいて気持ちよかった。
人は、「目に見えない物」の価値を量るものさしとして「情報」をつくりだした。そして「情報」に価値を代替させることによって、奇しくも、同じく目に見えない「感性」までも情報に置き換えてしまった。
そんな現代社会に、どこぞの建築家大先生のように「一石を投じる」然とした態度を示すでもなく、等身大にどんくさく、でも大胆に対峙している著者の姿が、とても好もしい。
Posted by ブクログ
自給自足の生活はとても憧れる。
自給自足とは、
衣食住、自分で出来ることはなるべく自分でやる、ってことと(自給の部分)
足るを知り、ミニマムな生活で満足するってこと(自足の部分)だと思う。
お金で物を買い、物で満たされる生活は様々な契約によって成り立っている。
それはつまり、たくさんのしがらみの中で不自由に生きることなんだと思う。
自給自足生活の本質は自分自身に様々な生き抜くスキルをインストールすることで個として完結する状態を作り、自由を獲得すること。
人間として成長する手段ともいえる。
ファブルも言っている、特別な道具はいらない、この身ひとつがスペシャルであれば良いと。
Posted by ブクログ
「四半世紀以上机の上で漫画しか描いてこなかった男」である著者は、47歳の時、思い立って山を買い、経験も無いまま自給自足の生活を始める。
表紙を開いた途端、数々のカラー写真で見られる著者の生活ぶりにはぶったまげる。
素人のおっさんが、ほぼ独力で山の中に居住区を開墾し、丸太小屋を建て、サウナ小屋まで自作している。鶏小屋を建てて鶏を飼い、鶏が産む卵を食べ、時には鶏も絞めて食す。
漫画家ならではのコミカルで緻密なイラストと共に、軽快に綴られる山暮らしの奮闘記に引き込まれる。
著者が、丸太小屋作りの醍醐味にどっぷりとハマっていく姿、初めて鶏を絞める時におっかなびっくりしている姿に、読んでいる自分も一緒になって興奮する。
ギャグ漫画を読んでいるような感覚で笑いつつ、全体を通しては、人間のあるべき生活とは何ぞやーと深いとこまで考えさせられる一冊。
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