【感想・ネタバレ】ビックリするほどiPS細胞がわかる本 ES細胞やiPS細胞といった万能細胞の基礎知識から再生医療の可能性までのレビュー

あらすじ

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山中教授がその可能性を大きく前進させたiPS細胞。しかしこのiPS細胞がほかの細胞とどう違うのか、なぜ難病治療や創薬への応用が期待されているのか、正確に答えられる方は少ないはず。そこで本書では基礎のキソからiPS細胞とその可能性について解説する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

〈全体の感想〉
 日本人の山中伸弥先生がノーベル賞賞を受賞したことで話題となったiPS細胞。日本人としてはやはり知っておかなければいけないものだと思う。生物学や医学の知識がないという人でもこの本を読めば、なぜiPS細胞の製作の成功が世界から賞賛されるのかがわかると思うのでおすすめだ。
 特に最初の方の章ではiPS細胞のことだけではなく、生物の進化の歴史や高校や大学の初めの方で習うような基本的な生物学の知識もおさらいしてくれる。そのため、生物を勉強したことのある人は復習ができ、勉強したことがない人は基本的には知識を身につけることができる。

〈面白かったところ〉
 iPS細胞の研究が進めば、性別に関係なく精子や卵子を製作することが理論上可能というところに驚いた。それによって、同性配偶が可能となり同性婚を推し進めるべきかという議論が巻き起こっておる現代においては見逃すことのできないテーマであると感じた。

〈反論・疑問点〉
 今回は特になし。

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2021年11月07日

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