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Posted by ブクログ
友人から勧められて読んだものです。
いわくありげな連れ込み宿の子である桜蔵(さくら)が、人ならざるものとの縁を結んでしまう(いろんな意味で)という短編集です。
ほんのりとすべての物語がつながっていて、さくさく読めました。個人的には「骨箱」が好きです。オカルト系は苦手と思っていたのですが、これはそのいわゆる悠連さんたちがとても生身の人間のように書かれていたので、自然に読めました。
全体的な描写がとってもしっとりとした雰囲気を感じさせていて、最初時代小説か?と思ってしまうほどでした。
父親である(血のつながりはない)柾や、店の常連の浜尾などのおっちゃん(?)がいい味出しております。
直接的な話法は無いのですが、ああ、”した”んだな。っていうのが言外に香ってきて、情緒がある感じでした。
長野まゆみ先生の本は本屋で見かけたことはあったのですが、読んだのは初めてです。
勧めてくれた友人曰く「好みが分かれる」とのことでしたが、自分的には嫌いではありません。
もっと、柾や浜尾について突っ込んでくれたらなお楽しかった…とは思いました。
Posted by ブクログ
文字通り、世界が違うのだなぁと思いました。
そういう世界観なのだと受け入れてしまえば、BLというジャンルに嫌悪感が無ければ浸るのは容易いかと。
ただ桜蔵くんはちょっと貞操観念が薄いというか、もうちょっと危機感持ってもいいと思います……受け入れすぎです…。
そういうものを惹きつける存在であることを疎ましく思いつつも、、自身がそういう存在なのだとどこかで思っているのだとすれば、少し納得。
さらさらとキレイな文体ですっと読めました。
Posted by ブクログ
わーーー表紙がまず色っぽいですね
学ラン大好きだし好みなので何回も表紙見てにやけてました
桜蔵君の色気が生意気さと交わってて読んでてにやけてました
にやけてばっかですいません
状況描写も幻想的で綺麗ですね
お風呂の桜とか背中の蝶々とか最後あたりの盃から花弁がうんたら
とか読んでて綺麗に書く人だなぁって思いました
千菊がかわいかったです 先生好きすぎだろお前ーーー
パターンは毎回同じなんですけどなんだか先が気になるかんじで
めっちゃ面白い!!って感じじゃないんですが
なぜか惹きこまれました 私がアレなせいでもあるけどね
時代設定があんまり想像できなかったので
何回も読んでて躓きました
ただ単に私の妄想癖がひどいだけですね
また読みたいと思います