あらすじ
少女はフォークを携え敵地へ――。戦争を描いた『cocoon』が2025年にアニメ化され話題の著者が、少女と戦争を別の角度で描いた日本漫画家協会賞大賞受賞作。カラーを増補し復活!
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Posted by ブクログ
なんか…90年代から21世紀が始まってしばらく経つくらいの、自分が過ごした10代から20代にかけての戦争のイメージみたいな感じ。
もっと小さい頃は、もっと戦争が、地続きで過去に存在していたことをリアルに感じることがあったように思う。駅の待合室で、片足のないおじさん、おじいさん?が、同年代くらいの人と「自分は(戦地は)どこへ行った」と言うような話を普通に始めていたこととか、もっと清潔感のない、今よりもリアルな戦争の話題が、夏になるとテレビで観られたこととか。
それもだんだん薄れていって、「あんなひどい戦争があって、2度と起こさないって言ってるんだもの。人間は過ちを反省してより良い選択ができるはず。もう戦争なんて、少なくとも日本に生きてる間は起きないよ。」くらいに思ってた気がする。9.11以降もしばらくは。
この本は、その間の我々の頭の中みたいに思えた。
いつからこんなに悪くなっていたんだ?私たち、何を見ないふりしてたんだ?どうしたらいいんだ?
今はそんな気分と共に、また戦争が起こり得るのかもしれない、と、怯えてる。