【感想・ネタバレ】最後の魔法(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

魔法使いが存在する現代。しかし科学の発展により役割を失い、その社会的地位は高くない。そんな世界で魔法使いを目指す南雲桜子と、彼女を支える一般人の志波凜。小学校で出会った二人は、親友として多くの時を共に過ごし、次第にそれぞれの道を歩み始める。果たして彼女たちの人生の先にあるものとは。そして最後の魔法とは何か。これはひとりの魔法使いが起こした奇跡の記録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

気持ちいいまでの伏線回収。
桜子を救ったひとことが、凛を救うことになる。あのひとことに、どれだけ桜子は救われた思いだったのか。そうでなければ、自分の人生のすべてを凛のために使おうなんて考えられないと思う。そしてきっと桜子は祖母とおなじように、凛には秘密にするのだろう。もう魔法はやめたんだ、とすぱっと伝えでもするのだろうか。現代日本×魔法×友情でこんなにも切なくただただ美しい物語が読めるとは思いもしなかった。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「魔法」がある現代を舞台に、「魔法使い」を目指す南雲桜子と、彼女の親友・志波凜、そして桜子を取り巻く人物たちの視点で描かれる群像劇であり、純粋な親友どうしの友愛の物語。標題の『最後の魔法』の本質が明らかになり、桜子が”それ”に何を託そうとしたのかが明らかになった瞬間、物語の捉え方が一転する。そんな展開に鳥肌が立ちました。魂が揺さぶられる傑作。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魔法が存在する世界の話だけど、中心にあるのは桜子と凛の成長や、二人の間に流れる時間。子どもから大人へ変わっていく中で、友情や距離感が少しずつ変化していく様子が、思った以上に真正面から描かれた青春小説だった。

特に印象的なのが桜子という人物。本人の視点だけでなく、周囲の人々から語られる言葉や記憶を通して、少しずつその人柄が浮かび上がってくる。読み進めるほど「桜子って、こういう子だったのか」と見え方が変わっていくのが面白い。

そして終盤、「最後の魔法」の意味が分かった瞬間が本当に鮮やか。それまでの出来事や人物の言葉が別の意味を持ち始め、驚きと同時に胸が熱くなる。仕掛けだけで終わらず、最後には人を想う気持ちに着地するところがとても良かった。

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2026年09月16日

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