あらすじ
雨の降る寒い夜、ベスはようやくイタリアのサルデーニャの古城に着いた。冷たく堅牢な城…城の主、銀行家のチェザリオ・ピラスもこんな冷たい人物かしら…。突然ロンドンからやって来たベスに、チェザリオは迷惑そうな顔を隠そうともしなかった。だがベスは彼の頬の傷と、どこか暗い陰の漂う端整な顔立ちに魅力を感じてしまう。いいえ、見とれている場合じゃないわ。ベスは腕のなかの赤ん坊を抱きなおした。「ここに来たのは、この赤ちゃんがあなたの子だからです」
...続きを読む感情タグBEST3
王道
亡くなった母親から子供を託されたヒロインが、資産家の父親に会いに行く話は、ホントに多い。健気に生きるヒロインに好感。しかし、何故か子供を残して、1人行動が多いのが不思議(笑)
絵がキレイ
道に迷って長時間赤ちゃんを他人に任せきりだったのに、見つけに来てくれた主人公に言い訳しかしないところに違和感。
まず子どもの心配をしてくれないと、物語全体に信憑性が薄くなる。
冤罪は晴らすところまで見たかったかな。