あらすじ
20兆円規模の巨大インフラ産業を解剖!
絶え間なく「地殻変動」を繰り返す通信業界、次のビジネスの種は?携帯電話契約が一般化し、通信業界は今や10兆円規模のインフラ産業へと成長しました。
しかし、この巨大市場に「安定」という言葉は存在しません。
10年に一度の通信規格の刷新、ガラケーからスマートフォンへの劇的な転換、異業種からの破壊的参入……。
通信ビジネスの歴史は、常に前提条件が覆される「地殻変動」の連続でした 。
そして今、また新たな、かつてない規模の激動が始まっています。
通信料収入の頭打ちや「土管化」への危機感をバネに、キャリア各社は金融・決済、小売り、エネルギー、さらには宇宙へとその領域を爆発的に拡張 。
単なる「回線屋」から、社会課題を解決する「次世代プラットフォーム」へと、その姿を劇的に変貌させようとしています。
変化こそが常態であるこの業界で、次に覇権を握るのは誰か?
2030年の「6G」到来に向け、ビジネスのルールはどう書き換わるのか?
その全貌を解き明かします。
本書は、単なる業界解説書ではありません。 衛星通信、AI活用、感覚の共有、遠隔操作……。 2030年の「6G」実用化に向け、通信がどのように社会を変え、どのような新しいビジネスの種を生み出すのか。その「カラクリ」を解き明かす一冊です。
・なぜ、KDDIはコンビニ「ローソン」を共同経営するのか?
・世界シェア18%のiPhoneが、なぜ日本ではシェア50%なのか?
・完成品では苦戦している日本メーカーが、部品ではリードしている!?
・スマホが直接「宇宙」とつながる時代が来る?
・6Gの時代、「味覚」や「触覚」まで送信できるようになる!?
など、業界のカラクリや大きな変化の前兆を多数紹介しています。
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Posted by ブクログ
モバイル通信業界はインフラ産業の色合いが濃く、技術・政治・文化が複雑に絡むダイナミックな世界。周辺分野も広く全体像の把握と予測も難しい。4Gで通信料収入は頭打ちし、通信事業者は金融や決済等、非通信事業を伸ばし始めた。iPhone登場により端末の仕様策定やその上のアプリ・サービス主導権が通信事業者からメーカーやプラットフォーマーに転換。LINEのようなメッセージアプリの登場で通信事業者はSMSビジネスを奪われた。3.7GHz帯は衛星通信の地上局と干渉しないよう、出力抑制やアンテナをダウンチルトさせていた。2024に干渉問題が解消されてすぐにKDDIは基地局をチューニングし、2ヶ月でエリア2.8倍に。通信事業者の海外進出は進出先の国の法規制や言語、ビジネス慣行に精通していないと難しい。海外の例を見てみると、かつて植民地支配した国にまず出す例もあるくらいには地政学的。ドコモのグアム・サイパン進出は国内サービス延長線上で、日本観光客受け入れのため、現地会社丸ごと買収してCDMA→GSM転換刷新させるためだった。サムスン電子が先駆的にリリースしたフォルダブルスマホ。ドコモの2024年度の通信料収入は3兆円超え。キャリア各社は人口減少を見据え1人あたり複数回線持ちを促進。