【感想・ネタバレ】「やめられない」心理学-不健康な習慣はなぜ心地よいのかのレビュー

あらすじ

深酒や食べすぎ、手放せないタバコに慢性的な運動不足……。体に悪いとわかっているのに、不健康な習慣は改めるのが難しい。実は私たちが思っている以上に、それらの誘惑は強烈なのだ。高齢化社会を迎え、健康を維持することは今や国民的な課題と言っても過言ではない。生命を脅かし、身体機能を著しく低下させる生活習慣病を予防するにはどうしたらよいか。またストレスを始め健康を損なうさまざまな要因とどう向き合えばよいのか。心理学の新しい応用分野、「健康心理学」の見地から具体的な対処法を紹介する。【目次】第一章 わかっていてもできない健康習慣/第二章 医療のパラダイムと変化の必要性/第三章 習慣を変えるための心理学/第四章 食の健康心理学/第五章 ストレスはたまらない/第六章 こころと健康状態/第七章 病気の心理と行動/第八章 健康な社会づくりをめざして/あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

煙草は、好きな銘柄ではなく吸ったことのない銘柄を選び続けることで拘りを捨て辞めやすくなる、食べ過ぎを防ぐためには我慢をせずかつ食べすぎない量を目の前に置く、という鋼の理性が必要そうな対策よ
よく行く店で「いつもの」を頼まず別の物を頼むという煙草の時と同じ拘りを捨てる方法も提案されている

食べ物の好き嫌い克服は、嫌いなものを強制的に食べさせられた経験がさらに嫌いを強化・固定してしまうから、好き嫌いを克服しようとしないことが1番いいらしい。確かにそう。

不健康な習慣の心地よさを捨てる強い心をまず育てないとな

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が思っていた内容とは違った。
「やめられない」心理学と書かれていたけど、
依存症などをもっと詳しく深ぼる感じではなかった。
心理学の中でも「健康」に関していろんな学問に分かれていることが書かれている印象だった。
ただストレスとコーピングに関して改めて思ったことは、
人はやっぱり自己コントロールができるものに対して希望が持てるんだということだ。
つまり、ストレスそのものを考えるよりも、
自分はどうしていきたいのか?という未来をイメージして、更に細分化してスモールステップで行動していくことで、自己効力感が育っていき、
ストレスに対しても「自分でコントロールできるんだ」と思うと、
ストレス自体の見え方も変わってくる。
結果、ストレスに対してそこまで反応しなくなったり、克服できたりする。
コーピングリストも、ただストレスを発散させるような、軽減するような行動だけではなくて、
ストレスに対する考え方や自分の認知の癖など、
認知のアプローチもとても大事だなと思った。
そもそも、やめられないものがある時に、
その行動をすることで何を得ているのか?というメリットに目を向けて、
そこを言語化できると、
代替え案を考えることができる。
あとは、ちょっと内容とはそれるけど、
やめたい行動があった時に、
「〇〇をしない!」と思った時点で脳はその行動をイメージしてしまっているので、
潜在意識的観点から見ていても、やってはいけないと思っていることを実行しようとしてしまう。
ここでも、未来への自分のなりたい姿、こうありたい状態をイメージすることが大切だ。
未来へのなりたい姿のイメージというのは本当に思っている以上に自分の行動に影響がある。
ダイエット中でケーキを食べない!という決意より、果物を食べる!(完全に行動を止めるのではなくてスモールステップの代替え案から自信をつけていく)とかの方がよっぽどダイエットも成功しやすいのではないかなと思った。
(人によってのイメージの影響は様々なので、イメージの仕方は真剣に考えたほうがいいけど)
もう少し本からの学びが欲しかったが、今の時点では自分がそこまで興味が湧かなかったことも原因かな?
文章が頭の中に入ってくるのかこないのか、そんな事も本によって毎回違うのでこれもまた面白いな。(本の内容とは関係ないけど(笑))
人の心は面白い。
もっと理解を深められたらいいな。


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2024年03月17日

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