【感想・ネタバレ】読んで味わう古典落語の傑作101噺と見て愉しむ江戸の暮らしのレビュー

あらすじ

「時蕎麦」「死神」「芝浜」など、古典落語の傑作101噺のあらすじを収載。本書は、商家のご隠居さんが案内役となり、演目の紹介や蘊蓄、江戸の暮らしや文化を、親しみやすい語り口調で紹介しています。江戸の用語を解説した欄外や色彩豊かなイラストを用いたカラー解説も充実しているので、愉しみながら落語と江戸の世界を堪能できます。
―特長―
◆101噺の古典落語…「時蕎麦」「死神」「芝浜」など、古典落語の傑作101噺のあらすじを収載。
◆欄外解説…江戸特有の用語を各演目の欄外で解説しているので、つっかえることなく読み進められます。
◆ヒトクチ蘊蓄…演目に関連する補足やサゲの解説など、ちょっとした知識として楽しめます。
◆カラー解説…「長屋の構造」「吉原」「キセル」など、江戸の暮らしや文化は、色彩豊かなイラストを用いて詳しく解説。
◆二つの索引…巻末には「演目」と「江戸の用語」から引ける便利な索引つき。

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Posted by ブクログ

落語初心者なので、とりあえず落語聞いた後に、なんという噺なのか知りたくて読んでみる。
当たり前なのだが、ここに掲載されていない噺の方が多い。
初心者も初心者用の一冊かな。
内容は読みやすくて、良かったです。

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2018年08月08日

Posted by ブクログ

意外な面白さ。
適度な脚注とサゲ(オチ)の解説で、ちゃんと理解しながらスイスイ読める。たまにある江戸文化紹介のコラムもイラスト付きでこれまた分かりやすく面白い。その上でやはり、このオチがなんで笑えるのか理解に苦んだりすることも ^^;

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2012年06月09日

Posted by ブクログ

タイトルにある「101噺」と「江戸の暮らし」について。
古典落語の演目101について、あらすじが載っており、ところどころに「江戸の暮らし」を挟むという構成になっている。

江戸の暮らしや文化は、「時の刻み方」、「長屋のつくり」など、16項目ある。

あらすじは、見開き2ページで紹介。1ページで紹介している演目も多少もある。
あらすじのページは2色刷りで、江戸の暮らしや文化はフルカラーとなっている。

演目の並びは五十音順ではなく、ランダムになっている。巻末に索引がついているので、特定の演目を探すときに不都合はない。

A5判で文字が大きく、あらすじの文章自体は読みやすい。だが、用語解説が必要な単語を多く使用しているため、読みづらさもある。江戸特有の用語は脚注があり、欄外で解説している。パッと見た時には、解説が多くて便利そうに感じたが、そうでもなかった。

一つ、二つ読むのならいいが、続けて読むと、読みづらさが気になってくる。現在では使われていない用語でつっかえることも少なくない。欄外の解説をいちいち読んでいたら、読書の流れが止まってしまう。

類書では、わかりやすい用語に置き換え、用語の解説は最小限にしていることが多い。本書は1演目あたり、脚注が5個程度と多目である。

具体例を一つ挙げれば、演目「時そば」では、「夜鷹蕎麦」、「花巻」、「卓袱」、「永坂」、「九つ」、「四つ」、の6項目が脚注で付いている。このような作りの本が好みであれば、お勧めである。

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2025年02月07日

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