あらすじ
好きなようにやって、ダメだったらやめればいいや。そんなふうに生きてきました。ま、ケセラセラ、ね!
おてんばな少女時代から、歌手デビュー、夫・和田誠さんとの出会い、「シュフ料理」誕生……波瀾万丈な人生をユーモアたっぷりに語り尽くす。読売新聞の好評連載「時代の証言者」を大幅加筆、「55の質問」を増補。レミさんはじめての自伝。
目次
Ⅰ おてんば少女のルーツ
Ⅱ 歌とラジオと青春と
Ⅲ シュフ料理の誕生
Ⅳ 好きなことを続ける幸せ
レミさんへの55の質問
――一番のお気に入りレシピは?/自分を食材にたとえると?/初恋はいつ、どんな人?/尊敬する人は?/生まれ変わるとしたら何になりたい?/怖いものはありますか/死についてはどう思っていますか……など
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
平野レミさんの本を読むのはこれで2冊目です。
周りの人を明るく元気にしてくれるような人で、驚くような料理や時短レシピなどいつもワクワクさせてくれます。レミさんの幼少期や家族についても詳しく書いてあって、平野家の歴史を知ることができました。
こんなにエネルギッシュな人見た事ないと思えるような人で料理を楽しむ心や美味しい物を作ろうとする姿勢も尊敬しています。
和田さんのことが本当に大好きだったんだと、この本を通して思いが溢れるほど伝わってきました。
生まれ変わっても和田さんと生涯を過ごしたいと思ってて、レミさんは素敵な人と出会えて幸せだったんだと感じました。
お二人のエピソードも深く知ることができて微笑ましく感じました。
私も料理が好きで、レミさんは憧れの存在です。
色んなアイディアやひらめきがあり、台満餃子や豚眠菜園、ごっくんコロッケなどのお話が面白く、簡単で工夫感じる料理も良かったです。
この本を読むと、レミさんからパワーを貰える気がしました。私も、自由に好きなことをやってダメだったらやめればいいやって感じに生きていきたいです。
Posted by ブクログ
数年前、私の好きなアイドルに提供してくれた歌詞があまりにも素敵で、いったいどんな人生観を以てあの詞を作ってくれたのだろう?と思ったことがきっかけで読んだ。
ご本人は「一流大学に進学し良い企業に入る」的な人生でなかったことをマイナスに捉えるような発言をされていたけれど、そんなの比べ物にならないくらい豊かで素敵な経験をされていた。テレビで観る、底抜けに明るく破天荒なだけの御仁でないのだなと今更ながら思う(もちろんその姿も全く嘘ではないのだけれど)。
どの章も素晴らしかったけれど、亡夫である和田誠さんへの愛情が言葉の節々から伝わってきて、終盤はずっと涙。生まれ変わっても同じ両親から生まれてまた和田さんと結婚したい、なんて、私はこんなに深く人を愛せる日がくるのかな。息子夫婦たちとのやり取りもとっても素敵だった。
時代と共に平野家の形が変容していくように、私の推しもまた卒業し、グループは形を変えていったけれど、あの曲をずっと歌い継いでいってほしいなと思う。世は変わりゆく、けれどすべてはケセラセラだ。あたたかいごはんの絶えない人生が続くよう、私も日々を頑張ろう。
Posted by ブクログ
レミさんのチャーミングさやユーモアと家族や料理への愛が、とってもよく感じられる本でした。
読んでて楽しくなりますし、レミさんの考えを知ると前向きにもなれました。
Posted by ブクログ
夫・和田誠との関係。これが本書の核です。
「シャンソン歌手でありたい」という欲望と「主婦として家族を支えたい」という欲望。これは二者択一ではなく「同時に両立させること」が、彼女の人生なんです。そしてそれを可能にしたのが、和田誠という存在。二人の関係は「理解」ではなく「容認」——相手の矛盾を全て受け入れることで、初めて成立する関係でした。
重要なのは、この本が「愛情物語」ではなく「共存の記録」だということ。完璧な理解や調和ではなく「ケセラセラでいいや」という諦観の中で、二人が一緒にいられた。
その過程で生まれたのが「シュフ料理」という新しい概念。
つまり、この自伝は「矛盾を抱えたまま、他者と生きることの強さ」を示している。「人間関係の非対称性」「分かり合えなさの中での繋がり」が、実人生レベルで実装されているんです。再現性高い。読むと、夫婦関係とはこういうものなのか、と痛感させられる。