あらすじ
私の名前はドク。小さな診療所に勤める特別医学生だ。この診療所には、私以外にも三人の特別医学生が勤務している。見た目も性格も小学生レベルの紅、小児愛好家の京弥、メスを手から離さない真琴……。みんな変人だ。 しかも診療所にやってくるのは、奇妙な病状を訴える患者ばかり。毎日が、難事件に挑む探偵のような気分と言える。ああ、また今日も、不可思議な患者がやってきたようだ――。 若く誇りに満ちた医学生たちが、隠された病気を痛快に暴いていく、軽快なタッチで展開するエンターテイメント医療ドラマ!
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Posted by ブクログ
タイトルに興味をもち読んでみた.すると至る所に伏線があり最終的には全てが繋がっていたと気付かされる.また,この手の医療系はまだ読んだ事がなかったが,この本のお陰で興味を持つ事ができそうです.
Posted by ブクログ
楽しかった!物語の大筋に深さは感じないのだけれど、ページをめくるのが楽しくてわくわくした。医療ものって小難しいイメージがあったのですがこのお話は全くそんなことはなく、へえーそうなんだー!と雑学を聞いている気分で読み進められました。花粉症、ニキビなど身近な病気が取り上げられていたのも要因の1つかと。キャラクター達もいい味出してます。優秀なのに大きな欠点がある、その欠点が愛おしい。紅ちゃんの我が儘が行き過ぎでしょうと思う部分も多々あるのですが、その我が儘がドクの前だけというところにキュンとしてしまう。患者さんや真琴ちゃんの前では包容力を見せる分、ドクには甘えてしまうのかなと。可愛い。ドクは人気ありすぎでしょどこのギャルゲーですか!とか思っていたのにいつの間にか私もドクが大好きになってしまいました。優秀なのに不器用なところも可愛い。優しすぎるが故の穴を埋めたくなるクロイツメンバーの気持ちがすごくわかります。読み終えたばかりなのに続編まだですかと全力で叫びたい。
Posted by ブクログ
読んでいて楽しかった。医療小説はたくさん読んだけど、今までにない印象です。軽やかなのに情熱的。筆者は学会誌を読んでいるのか、医学知識もディフェリンや水頭症など新しいモノを使っていて、よく調べられている。 それ以上に、やはりキャラが魅力的。主人公のドクはとても不器用で紅の手助けがないと一人で生きていけない少年だ。そこがいい。クールで切れ者、患者に優しくモテモテ。なのにシャツのボタンもつけられないほどの不器用ときている。ギャップ萌えだ。彼にコンタクトレンズを入れてあげたい読者は私だけじゃないはず。
Posted by ブクログ
これは続編が出ないと納得できない作品。
扱う分野が医学ということで一見難しそうだが、そうでもない。
むしろ風邪やにきびや医療機器について詳しく書かれているのにわかりやすかった。
それよりも、第一にやはりキャラクターがいい。
好みはあるのだろうけど、個人的には主人公のドクが可愛い。
こんな医者どこにいるのだろうか。ぜひとも受診したい。
Posted by ブクログ
とても楽しめた。
終始専門用語が満載だったが、別に難しくは感じない。
書店でオススメコーナーにあっただけのことはある。
特別医学生という医者見習いの子供たちの活躍はまだまだ読みたい。
それと、作者に才能を感じる。将来的に楽しみ。
Posted by ブクログ
ストーリーの大筋自体には際立った目新しさはないが、登場人物の所作や思考のひとつひとつに医学的な見解が加わることで格段に面白くなっている。それでいて堅苦しくならず、思わず口角が上がるような軽妙なやりとりがまた可笑しい。
何より作者の豊富な医学知識には驚かされる。どういう経緯で作家になったのか気になるところ。
拾い上げでの出版らしいが文句なしに面白かった。
続編を書くならば是非とも読みたい。何よりあの愛らしい特別医学生たちの活躍をもっと見たい。
Posted by ブクログ
医学に興味があってもなくても楽しめる小説。
電撃文庫から派生したMW文庫ということで、ライトノベルちっくなのは仕方ないとしても、面白かった。
キャラが生きてる。特にドク。
★1つマイナスなのは、もう少しシェイプアップできると思ったから。
売れてる文庫本って、薄めのものが多いと思う。
続編があるなら、ぜひもう少し絞って出版してほしい。
Posted by ブクログ
医学生が診療行為をできる世界でトップレベルの学生(それぞれ正確に難あり)が謎の症状に挑む話。
診断医が主人公ってのが、割と珍しいかも。
謎の症例も出るし、アクション要素なんかもあるけど、ファンタジー要素は無し。
割とちゃんとした医療小説ですね。
メインの症例の謎解きがちょっと物足りない感じでしたが、全体的には満足できる感じでした。