あらすじ
結婚30年、仲良く暮らしていたはずの妻が「お醤油を買いに行ってくる」と出かけた切り戻ってこない。パート先に訪ねてみるも、夫に内緒ですでに退職し、一人息子にも連絡をしていない。手がかりもなく、途方に暮れる夫。その妻が残したたった1枚のメモに書かれた電話番号にかけてみると‥? 『人生最大の失敗』で離婚後の女性の心情を丁寧に描き、絶賛を浴びた野原広子の最新作。 熟年夫婦クライシスを真正面から描いた、初のクライムミステリー
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Posted by ブクログ
終盤にかけてうるっとしかけたのに、ラストにビックリして、ムカついて、そしてちょっとだけ溜飲が下がった思いです。
読後感が決して良くはないけど嫌いじゃない展開だし、自分を登場人物にトレースして色々考えさせられました。
パートのおばちゃん連中だけは、他人の行動としては「こういう人いるよね」とわかるとはいえ自分があっち側とは無縁と思ったけど、それ以外の登場人物には少なからず自分と重なり合う部分があるような気がしました。
”テレホン人生相談”を小学生の頃から聴き続けている身としては、「離婚したい」という相談の放送はたらふく聴いてきているけど、そこにいたる背景にまでそこまで考えを巡らせたことはなかったので、今後放送を聴いている時に(勝手な)想像がふくらみそうです。
Posted by ブクログ
何気ない出来事が、入り口になる。
黙っていたら、「あ、いいんだ。」って流されがち。
そこを、よくないわ!って、ちゃんと主張しないと、全く相手に響かない。
大人しい人ほど、そういうのがたまっていく。そして、亀裂はどんどん深まる。
価値観は人それぞれだから、長く付き合いたい人とはマメにチューニングしたほうがいいな、と、思いました。
Posted by ブクログ
親子3人、仲睦まじく幸せな家庭…であるはずだった。夫に尽くした、小言を言われようとも。料理に手をつけてくれない時でも、嫌な顔をされないように努力した。本当は、怖かった、嫌だった。別れたかったが、息子のために耐えた。パートでも虐めにあった。辞めざるを得なくなった。ラジオの相談コーナー。情けをかけて欲しかったのに、予想外の教示。悔しさがこみ上げた。息子は独立、夫は間もなく定年。決行の時。夜中に出かける、ちょっと買い物にと。橋の上にサンダルを残して、紛れ込んだ別な世界。歩み出す、誰かのせいにしない自分へと。
Posted by ブクログ
専業主婦のツマがある日家出。そのようになったいきさつや家出後のことなどざっくりとしたマンガで綴られている。夫や息子、息子嫁の考えが世の中によくあることのようで、誰もが一つくらい思い当たる部分があるんじゃないかな。ツマがふと気づいたら世間から置いていかれたような感覚。スマホでの操作が増えて何とかついていかないと本当に置いてけぼりになる今の社会。updateし続けないといけない社会は必要性もわかるけど厳しいな。