【感想・ネタバレ】キルぐみのレビュー

あらすじ

わかりあうこと、それは生きるということ。

大垣内 歩は中学時代の経験から、新しく通う転校先の高校では努めて静かに、そして目立たず生きることを志していた。
そして配属されたのは、仲の良いクラス。なにしろクラスに掲げるスローガンは『皆仲良く』。高校生にもなってこれは変だな、と感じつつも静かに過ごしていた。
そんなある日の授業中、学校上空を覆う巨大な鉄の塊が出現し、どよめく生徒たち。それに思わず興奮した歩は元来の性格が出てしまい、クラスの完璧美少女・赤糸に馴れ馴れしく話しかけるが、明らかに不機嫌にさせてしまい悔やむ。
そしてその日の晩。歩の携帯電話に赤糸からの着信があり、驚きながらも通話ボタンを押した瞬間、歩は意識を失う。意識が戻ると、そこは高校の隣に併設してる巨大病院のようだった。
突然、頭に響く声に従い歩いていくと、病室の中にキグルミが置いてあった。そのキグルミは自分を『サイク』と名乗ると「早く自分を着てくれ、このままだと殺されてしまう」と訴えてきた――。

竹内 佑の最新作は「他者と分かり合うこと」それを知るための物語。
世界観に華を添えるイラストを担当するのは人気上昇中の出水ぽすか。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

てっきり一冊完結かと思っていたらまさかの続き物。
あまり難しいことは考えずさらっと読める作品。ただし、たくさんの謎に対する説明もほとんどないままこの巻は終了する。ほんとに序章といった内容。
なのにCONTENTSページのイラストで今後の展開が少し読めてしまったり。このページのイラストは可愛いんだけれども、全体的に、本のつくりに対してのアンバランス感が否めない。
まあ、続きが出たら読んでもいいかな、程度には面白く読めた。

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2013年06月27日

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