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Posted by ブクログ 2023年08月06日
いろんな家族の話。どの家族の話もすっごい好きで、家族の在り方なんて人それぞれなんよなぁ。4編からなる短編集なんやけど、どの話も長編小説で読みたいくらい好き。at homeが特に好きで、泥棒の父と詐欺師の母、偽造屋の兄と妹弟の話、って聞くだけで既に面白いし実際面白い。
Posted by ブクログ 2021年08月19日
色んな形の家族があっていい。そう思わせてくれるお話だった。
道ですれ違うだけの人たちも、みんなそれぞれ家族がいて、それぞれのドラマがあるのだ。
やはり、小説は様々な人生を疑似体験させてくれる。素晴らしい。
Posted by ブクログ 2022年12月05日
表題作、at home非常に良い。
結婚詐欺、泥棒の両親と、学生の妹、今日もゲームで世界を救う弟と暮らすパスポート偽造者の俺。
こんな物騒な家族に惹かれてこの本を手にした。
結婚詐欺師の母は逆にターゲットに誘拐されてしまい、父と俺は犯人に呼び出され母を助けにいくのだが、そう簡単にはいかない。
ゲーム...続きを読むで世界を救っていたはずの弟まで乱入し、果たして母は助けられるのか?!
家族って血の繋がりじゃなくて気持ちの繋がりだよな、と強く思った。
"母さん"のために男3人よく頑張った。
5人の過去は悲しいものだけれど、いまそれぞれが家族を想えているのだから、ハッピーってことでいいのかな、と最後にふわっとした気持ちになれる。
バラバラにならなくて良かった。
最後の 共犯者たち も個人的には好きだった。
母と妹と暮らしていた主人公の俺。数年後、子供の頃に失踪した父と、偶然再会する。今では年に一度は会う関係性。
ある日、妹が息子に虐待をしているのではないかという疑いが浮上。
妹を信じたいけれど、もし本当だったらという不安に負けそうな俺をよそに父は思いもよらない行動に出る。
両親かっこいい!ともなるし、それに加わっちゃう俺も結局家族想いなんだよな。息子なんだよな。
家族っていいなぁ。
家族を守るときは全力で!な話が多くて良かった。
Posted by ブクログ 2022年10月16日
映画で観て面白かったので。
短編集で映画の内容は短くてちょっと残念だと思っていたけれど、読み進めたら全部が良かった。
ちょっとかっこ悪くて抜けていたりするお父さんが一生懸命にお父さんをやろうとする姿はかっこいい。失敗もするけど家族を思う気持ちが無いわけではないお父さん達に温かい気持ちになる。
素敵な...続きを読むお父さん達でした。
Posted by ブクログ 2022年01月25日
そうそう、本多さんと言えばこの感じ。好きです。
いろんな家族の形があるんだな。
目をそらしたいような部分もあるんだけれど、「どう?いい家族でしょう」「理想の家族愛ってこうなんですよ」みたいな小説よりずっといい。
Posted by ブクログ 2019年12月30日
家族というよりも親子の話。
血の繋がりだけで親子になるわけじゃない。形はそれぞれであるけど、お互い歩み寄らなくちゃ親子にはなれないじゃないかな。
私は親に恵まれてたと思う。
Posted by ブクログ 2019年08月26日
いろんな家庭のお話。
世間体だけではわからないことはたくさんある。
その人の内面をちゃんと知ってる人に
分かってもらえれば
それでいいのかな
って思わせてくれた。
Posted by ブクログ 2019年06月24日
複雑な家庭環境でどうなるのかと思う話ばかりでしたが、どれも愛情を感じる感動作でした。中身の濃い短編集だったなって感じで得した気分です。凄く良かったです。
Posted by ブクログ 2019年03月20日
4話からなる家族のお話短編集。
色んな家族の形がある。血の繋がりがない、離婚した相手、数年会っていない等設定は様々だけど家族って素敵と思えるお話ばかりだった。
Posted by ブクログ 2018年09月16日
普通じゃない家族の 家族の話
表題作のat homeと最後の作品 共犯者たちは涙無くしては読めません。
因みにat homeの家族は 母が結婚詐欺師 父が泥棒 息子がパスポートの偽造屋 引き篭もりの弟と家事担当の妹!
普通じゃない家族に訪れる普通じゃない出来事
本作は良い短編かと思います。でも...続きを読む再構成して長編化しても面白いかと思います。
Posted by ブクログ 2018年04月25日
4つの家族の短編小説。
表題作は、父親が泥棒で母親が結婚詐欺師、偽造屋の自分と、引きこもりの弟、家事をこなし学校にも通う妹という家族構成。
表題作から驚きでしたが、家族の数だけ形があるんだなぁと。
戸籍とか血のつながりとかが家族のすべてじゃない。
家族ってなんだろうって、改めて考えました。
Posted by ブクログ 2017年02月24日
短編集。
「共犯者たち」感想
愛されて育った子供は愛することを知っている。
ニュースで虐待事件が取りあげられると言われる決まり文句だ。
子供は親を選べないし、子供の力では自分を守ることもできない。
虐待の心理って理解できない。
圧倒的に非力なものに対して、どうしてああも残酷になれるものなのか。
親の...続きを読む愛。愛のカタチ。隠された真実。
人は誰も、知らないところで誰かに守られながら生きているのかもしれない。
親子愛がテーマなんだろうか。
あたたかくて切なくて、だけど最後にはやっぱり人を信じたくなる。
Posted by ブクログ 2017年01月17日
映画アットホームの原作ということで読んだ。長編かと思いきや、家族をテーマにした4編の短編集でした。なので展開が早くて、感情移入が少しついていけなかったかな( ´△`)アットホームは心理描写をもっと入れて長編にしてほしい気分です。けれどストーリーは面白いです。自分としては物語を傍観しているように感じる...続きを読む小説が苦手で、どちらかというとアットホームは傍観小説に感じてしまった。これはまったくの好みなのですが、映画にし易い小説ってなんか苦手なんです。これは本当に自分のわがまま。でもストーリーは面白い(´∀`*)
Posted by ブクログ 2016年10月27日
家族がテーマの中編集。
ただ、家族と言っても一般的に思い浮かべるようなものではなく、擬似家族、再婚相手の子供、偽装結婚、幼い頃に家を出た父親と、一癖も二癖もある形態。
なのに一般的な家族を遥かに上回る絆の描き方が見事でした。
Posted by ブクログ 2016年08月07日
at home、日曜日のやどかり、リバイバル、共犯者たち、の4作が纏まった本。どの作品もテーマは「家族」
at home: 血縁関係のない家族が、それぞれ違法な「仕事」をしながら生計を立てている中で事件が起こる物語。
日曜日のヤドカリ: この作品も血縁関係のない父娘の物語。
リバイバル: 闇金から借...続きを読む金をして、返済をすることに自分の生を感じる初老の男が、ブラジル人と偽装結婚させられてしまう。
共犯者たち: 妹夫婦に問題があって、息子を虐待している父親の元、主人公がその子を取り返しに行く話。
Posted by ブクログ 2023年12月23日
4つの家族の物語 短編集
どれもどんでん返し!
結構ハードめ家族の愛の話
どれもこれも愛がそこにあるな…そしてどんでん返し面白くて一気読みでした
Posted by ブクログ 2022年08月28日
家族の形に正解はない。
たとえ血がつながっていなくても、たとえ一緒に暮らしていなくても。
他人と結婚して家族になるんだもん、そりゃ様々ですよね!と実感できる。
Posted by ブクログ 2021年03月06日
at Home という題名を見て誰を真っ先に浮かべたか。
真っ先に浮かんだ人こそ家族だと思わせる小説。
自宅という意味の題名だが
この本を読んでいると自宅というものは
それぞれなんだとより一層感じる。
血の繋がりが無くても一緒に生活を営む場所。
安らげる場所こそが自宅なのでは無いだろうか。
血...続きを読むの繋がりのみが親子、家族ではない。
過ごした時間は血よりも濃いという言葉が有るように
家族というものは、思いあって縁を大切にしていかなくては血の繋がりがある人も家族では無くなっていく。
そう思わせるような小説である。
自宅に帰ると暖かく迎えてくれる人
自宅に帰るとご飯を作ってくれている人
自宅に帰ると今日の出来事を話してくれる人
自宅に帰るだけで暖かくなれる場所
家族の定義は何だって良い
本人たちが家族というのなら家族である
Posted by ブクログ 2018年04月30日
家族をテーマにした4編からなる短編集
さまざまな家族が描かれています
「at Home」
父は泥棒、母は結婚詐欺師、兄はパスポート偽造屋、そして、弟と妹。母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されて、身代金を要求される事態へ。
母親を救い出すことが出来るのか?
この家族の行く末は?
彼らが守ろうとして...続きを読むいるモノ
といった展開ですが、違和感ある伏線が最終的には回収され、スッキリ、ほっこり終わります。
「日曜日のヤドカリ」
結婚した女の娘をさんづけで呼び合う妙な関係の父娘。
そこに父を捜してほしいと訪ねてきた男の子。
その男の子の父親とは?
といった展開。娘と父の微妙な距離感と信頼関係が良い雰囲気でした。
「リバイバル」
やくざの抗争に巻き込まれた男の物語。
別れた妻、失った子供の話が哀しい。
「共犯者たち」
ちょっとあり得ない設定。妹が子供を虐待?
子供を夫側に引き取らせた一方で、そんな妹を信じる別れた父母。この父母がとてもいい味だしています。
そして、虐待していたのは妹ではなく夫側?
ことの真相は?
4作の中でも良かったのはやはり「at Home」
ちょっとコメディタッチながらも、温かな展開で良かったです。
また「共犯者たち」も良かった。
とくに、このどうしようもない父親が実はとても温かく、何とも言えない人物。
そんなわけで、いろんな設定で、それぞれの家族がお互いを思いあう姿が描かれています。
Posted by ブクログ 2016年12月20日
いろいろな人がいる様にいろいろな形の「家族」「親子」がある。
それが血の繋がりの大事さを感じる関係だったり、反対に血の繋がりなんて関係ないよね。と思う関係だったり。
1番好きだったのは表題の「at home」
短編じゃなくて長編でも良かったと思った。
ただ「日曜日のやどかり」「共犯者たち」も「父親」...続きを読むがとても格好良い。「共犯者たち」の父親は外で見てると格好良いが自分の親だったらどうだろう?ちょっと…。って思うな。
丁寧な言葉使いで話す父娘。
親子3人で独特なカレー(笑)を食べる最後のシーンがとても好き。
そのシーンだけ会話だけなのも印象的。
あぁ、家族だな。
「リバイバル」はその中でも少し異色な感じがした。
Posted by ブクログ 2016年06月21日
後半2つの『リバイバル』と『共犯者』が良かった。
どちらも主人公がオッサンというところが共感できたのだろう。
しかしながら、『日曜日のヤドカリ』の大人びた女の子はリアリティに欠けてライトノベルを読んでいる気分になった。最初の『at HOME』も既視感がある。
後半2つだけなら星4つでした。
Posted by ブクログ 2016年05月08日
[at home] [日曜日のヤドカリ] [リバイバル] [共犯者たち]
の4編からなる短編集。
この作者らしからぬ作風であるが、なんとなくほのぼのする感じはやっぱりこの作者らしいと言っていいのかなと思わせてくれる。
少しブラック感が強いというか、非日常的ではあるが、ちゃんとミステリーらしい、最...続きを読む後にどんでん返しが待っている。
at homeはスリ、サギたちが家族として暮らす物語。
日曜日のヤドカリは結婚した女性に一人娘がいて、その娘と二人きりの日曜日にちょっとした事件が発生する。
リバイバルは金貸しのやくざからの提案で、外国人女性と結婚届けを出した男性が巻き込まれる事件。
共犯者たちは、妹の子供を巡って繰り広げられる事件に昔出て行った父親が登場する。
Posted by ブクログ 2015年12月07日
「家族」をテーマにした4編の短編集。
どの家族も、どこかちぐはぐで、でも愛に満ちている。「家族」が「新しい家族」を作っていく。そんな、あたりまえのことが心に沁みた。
Posted by ブクログ 2015年11月22日
「家族」を描いた傑作小説集。
面白かった。装丁とあらすじを読んで、気になったので手に取りました。
色々な事情を抱えた「家族」のお話が4つ。全体的に少し重いかな?という印象。
表題作が1番最初なので印象的なのと、設定が好きでした。表題作の長編を読みたいな…とも思ったり。温かくてよかったです。
あらすじ...続きを読むにある伏線…何度かここで繋がるのかと思うこともあり、そのような部分も良かったです。
竹野内豊さん主演で映画化しているので、原作通りなのか等 観てみたいなと気になります。